下に行くほど、古くなります。

2000年 4月

 

28日(金)

責任者、出てこ〜い!
 昨日は定休日だったので夕食は外で、と言うことになり、回転寿司にいきました。(実は、本当のお寿司やさんは入ったことありません。)そのお店は、今までも時々利用していたお店で、それなりにはやっていたのですが、昨日はどういう訳か、時間は7時頃と言うのに結構空席があり、すぐに座れました。ここのお寿司はわさび抜きになっていて、自分で好みの量のわさびを付けるのですが、そのわさびがレーンを移動しています。好みのお寿司を何皿か取って、わさびを待つのですがなかなかこないので、そばを通りかかったアルバイトのお嬢さんに、『スミマセン。わさびがこないのですが、、、。お願いします。』と言うと、にこっとして『はい!』と言って、奥に、と言っても私たちの席が奥から2番目だったのですぐに持ってきてもらえるものと思っていたら、そのお嬢さんは、奥で『わさびお願いします』とだけ言って、私たちの横をスタスタと行ってしまいました。アレッ?と思っていると、向こうの方からレーンをわさび君がコトコト揺られてきます。私たちの所まで約一周です。途中で他のお客さんに取られたらどうしようと、ドキドキしているとその後ろから続けて四個くらいわさび君が揺られています。安心と同時に、『お嬢さん、持ってきてくれても良いんじゃない?』と疑問がわきましたが、マァ、マニュアルか何かでレーンに流すように義務づけられていれば、しょうがないかと、思ってとりあえず食べ始めました。
 何皿か食べて、エビのお皿を取って口に入れた瞬間、口中に何とも言えないクサいにおい、台所の布巾がクサくなったときのようなにおいが、、、。
 思わず、横にいるウチの奥さんに、残っている一個を差し出し『これ、なんか、におえへん?』と、、奥さん『クサッ!あかんわ。これ。お勘定の時に言うわ。』。見ていた高校生の息子も、においをかいで『クサッ!』。やっぱりと、まだ飲み込んでいなかった口の中のものを、ペーパーナプキンに吐き出しました。なんだか、その後はいっぺんに食欲が無くなり、中途半端な腹具合のままで、お勘定をお願いしました。
 アルバイトのお嬢さんが来たので、『これちょっと、におうんですけど、、。』。お嬢さんはにっこりしながら『スミマセ〜ン』と言いながら、においをかいで奥に持っていき、二,三分して戻ってくると、もう一度にっこりしながら、『スミマセ〜ン』と言って、勘定を始めました。
 結局、食べ物商売をしていながら、傷んだ商品をお客さんに出して、アルバイトのお嬢さんの口先だけの(少なくとも私にはそう思えた)『スミマセン』だけでした。私も商売をしているし、田舎町なので思わぬところで知った方に会うこともあるので、そのまま帰ってきましたが、やはり責任者が出てきてちゃんとお詫びするべきではないのかな、と思っています。

 もちろん、今後、私は二度とそのお店に行くことはないでしょう。(なんだか、暗い復讐方法)
 ミスは、誰でも起こす可能性はあると思っているし、起こそうと思ってしていないこともわかっているし、、、。
 でも、失敗をしたあとを、どう処理するかで許せるし、場合によっては許すことができないと思います。
 私は、今回のお店の対応を納得していません。

 『責任者出てこ〜〜〜い!!!!』

 
どこのお店か知りたい方は、お店に遊びに来ていただいたら、お教えしますヨ。(さらに、暗い復讐方法)

25日(火)

お客様その2

 ちょっと、忙しくて日記をさぼってしまいましたが、昨日うれしいことがあったので、今日は他の用事を先送りにして書きます。

 昨日の午後、仕事でバタバタしているところに常連のお客様が、三々五々集まり4名ほどが店先で2時間あまりワイワイと暇つぶしをしていました。私は、彼らのお相手を充分にできなかったのですが、お客様同士で盛り上がっていましたし、『マァ、良いか』と思っていたときに、『はい!』と缶ジュースを差し出していただきました。自分たちが飲むのに私の分も用意してくれたのです。彼らは、いつもそうです。
 
 夜、お見えになったお客様は、3日ほど前から来ていただくようになったのですが、日曜日に塗装の仕方や、組み立てるときの事などを実演を交えてお話ししていました。昨夜は、製作途中のものをお持ちになり、色々とお話をさせていただきました。『こんな店があると、模型を作るのが楽しくなるよ』と言っていただきました。

 8時半頃、電話が鳴り、常連のお客様が『欲しいものがあるけど、閉店時間に間に合わないかもしれないけど、待っていて欲しい』とのことです。もちろんお断りする理由もなく、ただ、あわてて事故などされないように、ゆっくり来てくださいとお答えしたところ、9時5分くらいに、マクドナルドのハンバーガーをセットで差し入れしていただきました。私が、帰宅後に夕食をとることを知っている彼は、『待ってもらっておなかがすいていたら悪いから。』

 単純バカの私は、モノを頂いたり、ほめていただくと本当に喜びます。
 でも本当にうれしいのは、こんな何の取り柄もない店と思っていても、大事にしてくださるお客様がいらっしゃることです。商品を買っていただいた上に、ほめていただいて、差し入れをしていただいて、本当にいいお客様に恵まれてるなぁ、と実感します。

以前、『これも、オレの人徳』と、奥さんに言ったら、思いっきり 『あほっ!』

15日(土)

お客様
 どんな商売をしていても、お客様というのは大切です。
 ある歌手の方が以前『お客様は神様です』と言って、流行語のようになりましたが、私はちょっと違います。お客様は大切ですが、売る側も、買う側も同じ人間です。神様とは思っていません。
 量販店と個人商店の差は、お客様と店との人間関係だと思っています。量販店では、基本的にどのお客様も同じお客様だと思います。個人商店では、お客様によってそれぞれ対応が変わります。例えば、丁寧に応対をさせていただいて気持ち良くお買いあげいただくお客様が一般的な方です。
 お客様でありながら友達のように話し、店でお茶を飲んで、1時間でも、2時間でも暇つぶしして何も買わずに帰る、でも必要なものがあるときは必ず、当店でお買い上げいただけるお客様。
 どちらも、私にとっては、大切なお客様ですから、買っていただいたときには『ありがとうございます』です。

 しかし、中には困った方もいらっしゃいます。(あえて、お客様とは言いません)
 いきなり『おまえの店に○○あるか?』と言われると、私、人間的修行ができていないので、心の中で『なんで、あんたにいきなり"おまえ"呼ばわりされるの』なんて思います。そうなると、心の狭い私は『もう、早く帰って』状態になります。こういうタイプの方って『俺は客や!』って思ってるのかな?元々性格がそういったタイプなのかなあ?
 また、量販店では、盗難防止のためだと思うのですが、商品にバンドを掛けて中を見せないようにしています。(これって、モデラーの楽しみの何パーセントか奪っていると思いません?しかも、お客様を疑ってると言ったら、言い過ぎ?)そのため、当店に新製品の中身チェックだけをしに来て、その足で当該量販店に買いに行く、このような方が現在の所、7,8名いらっしゃいます。この方たちが来ると、やっぱり心の狭い私は『また来た。ウチもバンドかけるぞ』と思いますが、たった7,8名のためにそのほかのお客様にご迷惑をおかけできないし、、、。

 私にとっての良いお客様は、たくさんお買いあげいただく方で、文句を言わずに、できれば、たまには、私にお小遣いでもくれて、、、、。(自分に自分で、あほ!)これは、冗談。
 私にとって良いお客さんは?基本的には、皆さん良いお客さんと思っています。でも、人間って正直なところ相性ってありますよね。当店の常連の良いお客様の中にも、お客様としてのお付き合い以上のお付き合いをさせていただいている方が、何人もいます。一つはっきり言えるのは、お買いあげいただく金額ではないです。面倒なことばかり頼まれるから、と言っても、いやなお客様でもないです。やっぱり、相性でしょうか?
 私、スゴイわがままなもんでお客様には、ご迷惑をおかけしてると思います。でもそんな私でも、『おまえといると、おもしろい』、『和歌山模型に来るのが楽しい』などと言っていただけるお客様が、私にとってのいいお客様かな?

12日(水)

掲示板 と ちょっと情けないと言うより、、、。
 『掲示板』を作ってみました。みなさまの楽しい意見を聞かせていただけることを楽しみにしています。今まではどうしてもこちらからの一方通行になりがちでしたが、これでみなさまからのお話も聞けるので、色々な面で参考にしてみたいと思います。ところで、一方通行で思い出したのですが、皆様『ひのきの模型工房』 様のページはご覧になられたでしょうか?ムービーは重たいので電話回線ではたいへんですが、私は中でも『ドラゴンワゴン』 『18t ハーフトラック』 『JS3 スターリン』 がすごく気に入りました。(ちょっと自慢。私は、ケーブルテレビの回線利用なので、全部見せていただきました。いやー、楽しかった。)

 その話はとりあえず
模型業界で生きている人間としてとても残念で、かなり腹の立つ話題があるのでご紹介するとともに、もし、メーカーサイドの人間でこの日記を読んでいる方がいれば、善処していただけることを切に望みます。

 話を要約すれば(詳しい経過はこちら)、静岡ホビーショーの一般公開日に開催される『全国モデラーズクラブ合同展』に、ひのき様をはじめとする『可動戦車模型愛好会』の皆様が、出展しようとしたところ、ラジコン電波の周波数割り当ての問題から、会場内、外での走行は認められない、との回答がきたようです。

 現在、模型業界を取り巻く環境は決して明るいものとは言い難いと感じているのは私だけでしょうか?そのようなときでも、本当に模型が好きで、好きで、また、新しい提案を業界にしていただけるモデラーに支えられていると言っても過言ではないでしょう。確かに、プラモデルが台頭し始めた頃は、メーカーが作り、問屋、小売屋が売り、お客様はメーカーに与えられた中から自分の好みを選ぶ、そんな商売が成り立っていました。極端に言えば、メーカーサイドは、作れば売れる。問屋、小売屋は並べれば、売れる。そんな時代でした。しかし、現代は大人でも、子供でも山ほどある遊びの中から自分にあった遊び、趣味を選ぶ時代になったのではないでしょうか?
 つまり、模型も作っても、並べても売れない時代です。本当にお客様が、『おもしろい』『楽しい』などと思っていただかないと、買っていただけません。売る側からの一方通行ではなく、お客様の声を聞く姿勢を持たなければ、、。

 そんな折り、全国の模型好きが集まる絶好の機会に、わざわざお客様が、『新しい遊びの提案を模型業界にしてやろうではないか』と言ってくださっているのに、自ら門を閉じてしまったのです。
 我々小売屋はメーカーの作った商品を売るのが基本です。つまり、お客様に喜んでいただけるものをメーカーに作って欲しいのです。そのためには、今回のようなお客様からの提案は積極的に取り入れていく、もっと言えば、ひのき様をはじめとするグループの方たちに教えを請うくらいでないと、、、。
 合同展については、メーカーはどのように考えているのでしょうか?
 ●全国のモデラーに場所を提供してやってる。(そんなことは、思っていないと思いますが、、、。)
 ●全国のモデラーが集まってくるこの機会に、色々メーカーとして勉強する。(こちらであると確信しています。)

 もう一度、メーカーの方でご覧になった方がいれば、ホビーショーまでに善処してください。
方法はいくらでもあると思います。メーカーにちょっとした勇気があれば、ご自分のブースで、ご自分の割り当て周波数で、走行していただきなさい。きっと、貴社のブースは人だかりができますよ。私は、そう思います。
(でも、こんなページなんかメーカーの人間が見てるわけないよなぁ。)

7日(金)

さくら
 昨日は定休日でお昼前に用事に行くとき、和歌山城の横を通ると、桜がすごくきれいに咲き誇っていました。  お天気も良く、用事をそこそこに済ませ和歌山城近くのスーパーで480円のお弁当とお茶を買って、お城の中でも一番桜が多いところで外食(?)しました。(外で食べたから、本当の外食です。) もちろんウチの奥さんと一緒です(よその奥さんだったらたいへん)。ああいうところで食べると、480円のお弁当でも結構おいしく感じるのは私が単純だから?春休みも最後とあってか、お子さん連れや、ご年輩の方、お昼休みの時間帯ということもあって近くのサラリーマンやOLなど、まさに老若男女が桜を楽しんでいました。中には、夜のために何組かのサラリーマン氏は場所取りをしていました。私たちは、1時間あまりのランチタイム&和歌山城散策でしたが、それなりにリフレッシュできたような気分です。
 この日記を読んで頂いている方のお近くでは、桜便りはいかがですか?ご家族で、桜見物にでもお出かけになってはどうですか?

5日(水)

検索
 せっかくのホームページだから一人でも多くの人に見ていただきたいと思い、検索エンジンに申請したところ『ライコス』『インフォシーク』には、載せていただきましたが、『ヤフー』『グー』は、まだ紹介していただけていません。ところが、当店の名前で検索するとメーカーがらみで3件検索に引っかかるのですが、もう1件個人のホームページ が紹介されています。『なんで?』と思い見せていただくと、当店のお客様が(正確には、だった)当店でプラモデルをお買いあげになったことをかかれていらっしゃいました。ちょっと、気になり読んでいくと和歌山の地名やお店がビシバシ出てきて、『和歌山生活案内』的内容がなんだかうれしくなってきました。(日頃は和歌山のことを遅れているとか、不便な町とか言っているのに、和歌山のことを読んだり、聞いたりするとやはり気になります。)
 残念ながら、現在は和歌山を離れていらっしゃるので、和歌山の話題がないのはもちろん、当店にもおこしいただけないのですが、うれしくなってメールを出させていただきました。商売をさせていただいていると、たくさんの方と出合う機会を与えてられますが、親しくお話をさせて頂いたり、お名前を教えていただく方はほんの一部の方です。ほとんどのお客様は、お顔は存じ上げていても、お名前やお仕事のことは知りません。私は模型屋に来れば誰もが単なる模型好きで、名前も、職業も、世代も、大げさに言えば地位も関係ないと思っているからです。ですから今回のように、たまたまお客様の事がわかるとより身近に感じられてうれしくなります。

 これからも、たくさんの方との出会いを目指して、ガンバロ〜!

1日(土)

エイプリルフール
 今日は、エイプリルフール。うそをついても許される日だとか。でも、最近の新聞を読んでると、警察の隠蔽工作やウソの会見、友○議員のオレンジ共済詐欺、相変わらずの政治家の2枚舌等々、せめて今日くらいはうそをつかない日にした方がいいかも、、、。

 それはさておき、実は今日は私、21回目の結婚記念日です。忘れようにも忘れられない日に結婚しました。しかし、未だに結婚記念日に奥さんに何もしたことがありません。ここまで来れば、とりあえず25年目まで彼女には待ってもらおうかな?なんて思っています。(25回目も、今日はエイプリルフールだよ〜、なんて言ったら、ぶっとばされるかな?)
 今年も、何もしない代わりに、彼女に感謝の気持ちだけでもここに記しておこうと思っています。
 今までの人生の中で、宝くじに当たったこともないし、懸賞にも特別なモノが当たった記憶もないし、もしかすれば、彼女と結婚できたことが一番の当たりくじだったのかもしれません。子供が小さい間は、子育てを彼女にまかせっきり、子育てが終わりかけた今は店の経理をまかせっきり、もちろん炊事、洗濯などもずっとまかせっきり。私は、毎日お客さんと、楽しく遊んでるだけ。こんな私を21年も面倒見てくれる女性と一緒になれたのだから、人生の当たりくじ運を彼女と結婚した時点で、すべて使い果たしたのかもしれません。
 これはこれで、私は良いのだけれど、彼女はもしかしたら最大の貧乏くじを引いたかもしれません。

『神様〜、せめて彼女にも何か当たりくじを〜。それと・・・もし良ければ、ついでに私にも、何かお裾分けを〜。』

 そんなわけで(どんなわけやねん)、ここで、みなさんの前で改めて、

『たまちゃん!(ウチの奥さんです。いつもこう呼んでいるので)、いつも、ありがとうネ。これからもず〜〜っとよろしくお願いします。』
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