下に行くほど、古くなります。

2000年 5月

 

31日(水)

手応えが欲しい。

 今年のはじめ『ホームページを作ろう』と思い、2ヶ月の格闘と色々な人の助けを借りた末、何とか少し形だけは出来たかなと思って、ようやく開設したこのホームページですが、皆さんはどのように見ていただいているのでしょう。カウンターは確かに着々と上がっていますが、常連さんと初めてのお客さん、模型に興味があってみていただく方とたまたまここに来ただけの方などなど、私としては非常に知りたいことの一つです。
 また、私の作るこのページが果たして皆さんのお役に立っているのかいないのか、見ていておもしろいのかおもしろくないのか、見やすいのか見づらいのかなども知りたいなぁと思います。

 そんな中で、昨夜、来店のM.H.さんはe−mail情報に載っていた新製品をお求めに来店、数日前は、別のお客様が同じくe−mail情報に載っていた新製品の取り置きをメールにていただき翌日ご来店と、少しくらいはお役に立てているかな?と自己満足。
 今日、お見えになったお客さんのS.I.氏は『先日の日記に書いたホービーショーの中に出てくるメーカーってどこ?』との事で、事の顛末を詳しくご説明。氏の解説によると、書き出しは丁寧だけど、だんだん和歌山弁になってきて、腹が立っている様子がよくわかる。キーボードを叩いているうちに、また怒りがよみがえったのが伝わった、とお褒め?のお言葉をいただきました。
 こんな、子供が書くような日記でも読んでる人がいるんだとまたまた自己満足。

 所詮、ホームページの開設とは自己満足の世界かな。
 とは言ってもやはり、もっともっと皆さんの声が聞きた〜〜〜い。
 そんなので終わらせたくな〜〜〜いので、是非、是非、是非、掲示板やメールに書いてって!!!
 何でもいいです。模型に関係ないことでも。例えば、もうすぐ結婚します。旅行に行ってきました。○○なイベントをいついつ、どこどこでします。あなたの思いついたこと、好きなことを書いてください。
 まずは、このホームページに関する感想からでもいいです。
 お願いしま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!

30日(火)

国旗日の丸』と『国歌君が代
 いつの頃からこんなに、『国旗・日の丸』と『国歌・君が代』を悪者扱いするようになったの?
 私が、子供の頃は音楽の時間に『国歌・君が代』を歌ったし、学校行事では『国旗・日の丸』が掲揚されていたのに、、、。
 なぜ、日本の過去の戦争責任を『国旗・日の丸』と『国歌・君が代』に押しつけてしまう情けない考えを持つ人たちを『教師』と言う、これからの世代を担う子供たちの教育係に任命するようになってしまったの?
 改めて申し上げるまでもないと思いますが、日教組は旧社会党系、全教は共産党系の教職員の組合です。
 つまり、子供たちに社会主義や共産主義の教育をしているのと同じ事、と言えば言い過ぎですか?

 東京の国立市では小学生の子供たちが、卒業式に『国旗・日の丸』を掲揚した校長に集団で抗議し、『国旗・日の丸』を降ろさせ、土下座をさせたと言います。教師や保護者も一緒になって。何という恐ろしいこと。
 これは、教師による一種の洗脳教育ではないのでしょうか。そして、ほとんどの日本国民は彼らの思想や考えを認めていない、つまり『国旗・日の丸』と『国歌・君が代』を認めているのに、さも自分たちが正しいように、自分たちの意見が一般的であるかのように、騒ぎ、子供たちを洗脳していく。
 単純に『反体制』的がカッコイイと思っているだけならまだましですが、本気で子供たちを洗脳しようとしているのなら、ちょっと問題ではないでしょうか?
 こんなに恐ろしい事なのに、誰も表だって逆らえないのは、彼らに子供を人質に取られているからです。

 最近、低年齢層の残虐な犯罪が異常なほど発生しています。
 小学生の子供たちが、集団で校長をつるし上げている様子を想像してください。その周りを、教師や保護者が一緒になって騒ぎ立てているのです。想像してください。
 これらは無関係でしょうか?

 私は、こういった思想、考えを持つなとは言いませんし、言う権利もないことくらいわかっています。
 でも、子供たちを教育という名の下に、洗脳するな!

 
 どれだけあなた達が騒いでも、日本国民の多数が、世界中が認めていますよ。 

 国旗日の丸』と『国歌君が代』を。

26日(金)

かっちょえぇ!
 行って来ました。『防衛博in和歌山』。9時からかなと思って、言ったら10時からで一時間ほど待ちましたが、そんな事を忘れさせてくれるくらい、会場内をワクワクしながら見て回りました。
 まず、ヘリの編隊飛行による展示訓練が上空を通過し、その中の5機種各1機ずつが展示のために会場内に着陸。あんなに間近で着陸を見たのは初めてなので、におい、音、埃、風圧、どれもこれも迫力がありました。
 『74式戦車』の周りはやはり人が多く、また、他にも指揮通信車や、ペトリオット、155o榴弾砲、偵察用オートバイ、高機動車等、それぞれに隊員に説明を聞いている人が結構いて、関心の高さを感じました。
 個人的には、野外入浴セットが日本人臭くていいなぁと思ったのと、南極の氷を見せていただいたのですが、この氷には気泡がたくさん入っていて、水に入れると細かい泡がたくさん出るそうです。さすがに水には入れてくれませんでしたが、、、。

 とにかく行ってみないとその魅力は伝わらないと思うし、お客さんの話によると何回かヘリを飛ばしたり、ペトリオットの展開訓練をしたり、結構色々と見せてくれるそうなので一日とは言わないまでも、半日は遊べそうです。
 みなさん、お出かけください。次に和歌山でこれだけの規模の事が出来るのはいつのことかわからないと思いますよ。

 見学している人に年輩の方がすごく多く、若い人の少ないのが気になりました。
 逆に、自衛隊関係者の方では、若い方がキビキビしておられるのに、上の方の方と思われる方のちょっとダレた様子は、気になりました。お疲れとは思いますが、、、、。

 今日、残念だったのは艦船が午後からの入港とのことで、店の開店時間が迫っているため、あきらめて帰ってきました。明日、朝からもう一回行って来よう。ってなことで、明日は11時開店です。でも、天気が心配だなぁ。

 ところで、結構みんな、仕事さぼって行ってる。今、来ていたお客さんも、昼前から夕方まで、フィルム4本ですって。仕事せえぇよ!

21日(日)

クゥォラーッ!(これ、正しくは『コラーッ!』のつもりです。)
 ホビーショーの報告をさせていただこうかなと思ったのですが、最近はどのメーカーもホームページを持っているので、新製品の案内はそちらを見ていただく方が参考になると思います。当ホームページのリンクのコーナー から色々とご覧ください。ちなみに、皆様からよくいただくご質問に、『○○の出来はどうだった?』と言うのがあるのですが、正直言って、ほとんどの製品は完成状態で展示しているため、また、製作の方ももちろんうまく作っていますから、製品の状態はどうだかあまりわからないと言うのが正直なところです。逆に言えば、展示の段階でよくない製品は、よほどひどいと言うことです。ただ、ほとんどの方がご期待されている、タミヤ、長谷川、アオシマ、ピットロード、ファインモールド、バンダイ等の製品は、製品内容についてはご心配なさらずともいいのではないかと思います。

 さて、今回はそれよりも変わった(?)お話を、、、。

 今回も、私の友人とお客様が一緒だったのですが、私の友人が、あるメーカーのブースで展示してある商品を見て、その製品が欲しいので注文してくれと言われ、注文書を探すのですが、載っていません。展示品の方には、ちゃんとネームプレートも付いて、製品名、価格、シリーズ名などが書かれていますから、何度も注文書をチェックするのですがありません。たまたま、近くにそのメーカーの人が二人いたので、
私『すみません。このキット、注文書に載っていないのですが、、、。』
 展示品を見ながら、当たり前のように
メーカー『それは、現在生産してません。』
私『えっ!在庫は?』
メ『ありません。』
私『でも、ネームプレートも付いてるし、展示していると言うことは注文を受けるという事じゃないの?』
メ『展示はしてますが、在庫も生産もないです。』

 実は、私この段階で相当切れていましたが、たくさんのお客様の前ですので、ガマンをしながら
私『在庫も生産もない商品を展示知るのはおかしいじゃないか』
メ『いえ、全く生産しないのではなく、注文を頂ければ生産します』

 この注文というのは、お気づきの方もいるかと思いますが、要するにワンロットです。つまりある一定数量以上と言うことです。もちろん私も長くこの業界にいますからそんな意味は百も承知です。ただ、そのときのメーカーの人間の言い方がいかにも人を見下した(そんな数はどうせ注文できないだろ?とでも言うような)ような言い方だったので、元々、頭に来ていた私は完璧に切れてしまいました。(自分を弁護させていただくなら、一緒にいた私のお客様も、この言葉を聞いたとき、あっ、絶対切れる。と思ったそうです。それくらいひどい言い方でした。)
私『ほんなら、今ここで、1個注文書くから、生産するか?』
メ『それは、無理です。』
私『今、注文いただければ生産するって言ったやないか』
メ『ある程度の数の注文をしていただかないと、、、。』
私『そんなこと、わかってるわ!注文も受けられん、在庫もないもんを展示するな!』
と、簡単に書くとこんな所ですが、実際はメーカーのブースでかなり大きな声で意見しました。(意見ですょ)

 メーカーの○○○さん、もっと責任持って商売しろよ!あんたんとこの今までの製品履歴を見るためにわざわざ和歌山から行ってんと違うでぇ。しかも、あの商品だって、自社開発じゃないやないか。つぶれたメーカーの金型を買い取った製品や。
 我々小売屋は、何か新しい商材がないか、真剣勝負しに行ってるんや。もちろんほとんどのメーカーも小売店に注文もらうのに一生懸命やろ。それに比べて、、、、。あのときも、おれが横で注文書を探してんのに、あんたら二人でべちゃべちゃしゃべってたやろ。暇そうにしてたから、声かけたんや。前常務がやめたが、ほんまにそんなんで会社維持できるんか?まぁ、あんたんとこがつぶれても、模型業界は困れへんけど。

 あ〜っ。スッとした。

16日(火)

ホビーショー
 いよいよ、今年も静岡ホビーショーが近づいてきました。模型業界では毎年、5月に静岡で、10月に東京でホビーショーが行われます。(今年の東京は9月ですが、、、。)
 毎年この時期になると一つやっかいな課題をかかえ込みます。注文書です。昔から、5月のホビーショーは夏の商戦に向けて、10月のホビーショーは年末、年始に向けての商戦のための新製品の発表会であり、受注会ですので各小売店はそれぞれ、自店にあった売れ筋商品の情報を集め、発注します。ただ、残念ながら最近の模型業界を取り巻く状況は厳しいものがあります。各社とも思うほどおもしろい新製品が発表されないし、商売の方もよくないので余分な在庫は持ちたくないので注文書を書く手も止まりがちです。しかし、問屋さんとのつきあいや、メーカーの人たちとのつきあいを考えると、ある程度の金額は出してあげたいし、注文書とにらめっこの日々です。明後日に迫ったホビーショーなのに、注文書はまだ出来ていません。どうしよう、、、、、、。

 さて、今年のホビーショーでは久しぶりにタミヤが話題を提供してくれそうです。
 『ダンガンレーサー』『1/16ラジコンタイガー戦車』『1/32零戦』などなど、期待させてくれそうなラインアップです。やはり、模型業界はタミヤががんばってくれないとダメなようです。(本当はもう2,3社これくらいのメーカーがないと模型業界の存続は難しいのですが。)他にも色々新製品が出る予定ですが、皆様のお好みの新製品はあるでしょうか?また、当日会場発表などともったいをつけた新製品もあるようですから、皆さんご期待ください。18日にはタミヤなどは、新製品や会場の様子などをホームページ で公開する予定ですので、是非ご覧になってください。

8日(月)

子供と模型
 ゴールデンウィーク中に、気になるお客様がいました。このお客様は、ミニ四駆ブームの頃に子供さんと楽しむのによくお見えいただいた方で、今回も子供さんとお見えになっていました。子供さんは車のプラモデルが欲しいのですが、今のプラモデルはディスプレイばかりで、動くプラモデルはほとんどありません。子供さんの希望は、モーターで動く1/24のスケールカーモデルなのです。
 昔の模型はちょっとくらい形が悪くても、省略があっても、全部モーターで動き、動くことによってワクワクする楽しみを与えてくれました。そういえば、私も戦車や車の模型を動かせてよく遊びました。しかし、やっかいなことに、今の模型のように親切ではないので、接着剤がいるのは当たり前、配線も説明書を見ながら線をつなぎます。間違いなく配線したはずが、動かない。もう一度、説明書を見てやり直し、色々な試行錯誤の上ようやく間違いを見つけ直して、スイッチを入れる瞬間のドキドキ、そしてうまく動いたときの満足感、反対に動かなかったときの疑問、等々模型を作りながら失敗と、成功を繰り返し、最後にやっと完成できたときにはうれしくて、うれしくて、思わず声が出ます。『ヤッター!』。
 今の模型は、接着剤を使わない、配線は金属パーツを並べるなど親切で、ほとんど失敗しないように出来ています。もしかすれば、これが模型をおもしろくないものにしている一つの原因かも、、、。

 最近の身の回りのものはどんどん便利になっていますが、その分ものを考えたり、工夫することが無くなっているのではないでしょうか。もっと、もっといろんな事に失敗しないと、うまくいかなかったときに対処する力を育てることは出来ないのではないでしょうか。これは別に模型のことではなく、世の中すべてのことに当てはまると思います。十代の若者の凶悪犯罪が続けて起こっています。彼らの心に何があったのか私のような無教養な人間にはわかりませんが、もしかすれば失敗することを知らずに育ったのも一つの要因かも、って思います。

 話は、横にそれましたが、昔のようにもっとモーターで動く模型が開発されれば、子供たちも模型を作ってくれるのではないでしょうか。それに、ちょっと意地悪をして、昔のように、接着剤を使って、配線をしてもらいましょう。うまく動かなかったら、買ったお店に持っていけばお店の人が『みせてごらん。』と言いながら、直してくれます。これも昔の模型屋のように、、、、。 もちろん修理代などはいりません。動いた瞬間の君のうれしそうな顔が修理代だから、、、。(カッコイイ!!)
 ミニ四駆の時もそうだったけど、うまく動かないときに持ってきて、目の前で直してあげると、ずっと心配そうに私の手元をのぞき込んでいます。ちょっといじわるな気が起きて、『スイッチ、入れても動かなかったらどうしよう』などと言いながら、スイッチを入れて、いきおい良くタイヤが回った瞬間に本当に子供の顔がパッと輝きます。
 こんな子供の顔を見られる商売が、模型屋です。

メーカーさんへ
 マニアの模型も良いけど、大人の模型も良いけど、精密模型も良いけど、子供も楽しめる模型がないか考えてください。今の子供たちが模型を作らなくなったのではなくて、子供たちが作りたくなるような製品がないだけのこと。マニアの声やどれだけ精密に出来てるかばかりを追いかけているうちに、一部の人の世界になってしまったのかもしれないですね。ミニ四駆のブームを見ていれば、子供たちも模型に無関心ではなくて、欲しいものがないだけのことです。

5日(金)

模型の日
 皆さんは、『模型の日』ってあるのをご存じですか?いや、正確には『あった』っと言った方が良いでしょうね。もう20数年ほど前になるでしょうか、まだまだ、店頭に子供のお客様が結構いた頃の話です。
 子供のお客様にもっともっと模型に親しんでもらおうと、『模型の日』を模型業界で勝手に(?)作りました。各地で、コンテストや、競技会などをしたり、当店などは粗品を差し上げたりしました。もちろん、子供のお客様を念頭に置いているので、当然、5月5日の『こどもの日』が『模型の日』と言う安直な発想でしたが、、、。(決められた方、もし読んでいたら、『失礼!』)
 昭和30年代の中ごろから本格的に市場を形成しだしたプラモデル業界、昭和40年代になると男の子の遊び道具と言えばプラモデルと言われるくらい普及しました。当時のプラモデルは、ほとんどがモ−ターで動きました。特に戦車などはコードを引きずりながらリモコンで走らせて、遊ぶプラモデルの代表ではなかったでしょうか。私も、戦車の模型を布団の上や、外に持って言っては砂場などで走らせました。ある程度、傷んでくると爆竹の餌食です。
 今のように、テレビゲームのような高価な遊び道具はありませんでしたが、当時はめちゃくちゃ楽しかったように記憶しています。夜になると戦車の模型を走らせ、畳に寝そべって、低い位置から眺めます。
 頭の中は『カッコイイ!』だけです。

 今、模型屋に来るお客様のほとんどは大人のお客様です。私たち模型屋も、もっと子供たちに楽しんでもらえるように提案し、メーカーも商品の開発をして、昔のように『子供も、大人も楽しめる模型の世界』を作れないものでしょうか?

 もう一度、『模型の日』の復活を!

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