下に行くほど、古くなります。

2000年 10月

 

29日(日)

遊戯王カード
 今朝の産経新聞(大阪版)によると、今子供達の間で爆発的に流行している遊戯王カードの問題が書かれていました。

 本来は5枚セット150円で売られているカードらしいのですが、中身の見えない袋に入れられて売られているため、子供達は自分の目当てのカードを手に入れるためセットをいくつも買うそうです。
 昔からいわゆる当たりものというのはありました。私も子供の頃には、アイスの棒にもう一本の文字や、たくさんの糸付のあめ玉の中から糸を引き、運が良ければ大きいあめ玉、また、くじを引いて当たれば大きなお菓子などの当たりものを色々としましたが、最近の事情はどうやら違うようです。
 気に入ったものが手に入らなければ、手にはいるまで挑戦し続けるか、高いお金を出して手に入れるようです。しかも、私の感覚からはとうてい子供の金銭感覚ではないだろうと、いうような高額のようです。
 しかも、カードや金品の恐喝、悪徳業者によるカードの偽造、販売、暴力団の影まで見え隠れしているそうです。
 私はこのカードを発売しているメーカーさんに言いたいのは、あなた方も子供を相手に商売していて、自分の子供がそういった現象に巻き込まれても平気なの?ということです。
 新聞の記事によると、一枚に換算すれば30円のカードが5万円から10万円になっているものもあると、また、競技入賞者に贈られたカードは200万円から300万円で売りに出されているらしいです。何千円ものお金を持って子供達が目当てのカードを探し回って、自分の持っている希少カードを何万円かで売って。これって、バブル経済に似てません?
 私の独断ですが、発売しているメーカーは子供達の射幸心を煽るために、人気カードの比率を極端に少なくしているのではないでしょうか?子供相手の商売をしていながら、商売でなく、子供達を食い物にしていませんか?メーカー側が子供を食い物にするような商売をするから、さらにそれの上前をピンハネしようと色々な連中が蠢いているのです。メーカーがもっと子供達に健全な商売をすればこういった現象はなくなると思います。
 とりあえず、人気カードの当たる確率をもっと上げて子供達に楽しんでもらえるようにしてはどうですか?
 そんなことをすれば、儲けが減ると思いますが、儲けが減ってもいいじゃないですか。子供達が楽しそうにしていれば。って、よけいなお世話ですね。

 私達、模型業界も子供のお客さんと接する機会が多い商売です。
 今回のこの事態を他山の石として、模型メーカーにはモノづくりや発売、販売方法をお願いします。
 

25日(水)

国民栄誉賞と総理大臣顕彰
 前から思っていたのですが、昨日のテレビを見て我慢が出来なくなりました。

 シドニーオリンピック、マラソン金メダリストの高橋選手に国民栄誉賞を贈ることを決めたというニュースは早くから報道されていましたが、私は『何で?』と思っていました。確かに彼女の成績は素晴らしいものだとは思いますが、果たして国民栄誉賞を贈る時期として、内容として充分に要件を満たしているのでしょうか?
 個人的には彼女よりも、まず、ヤワラちゃんこと柔道の田村選手に先に国民栄誉賞を贈るべきではないかと思っています。

 スポーツにあまり興味のない私は、高橋選手の名前はシドニーオリンピックに出場が決まるまで知りませんでした。実際に金メダルをとるまで申し訳ないですが、彼女には関心もありませんでしたし、金メダルを取ったときも『へぇー、そう。』くらいの感想でした。
 田村選手はさすがに無知の私でも知っていました。『ヤワラちゃん』の愛称で、それこそ日本女子柔道の看板娘としてその重圧に耐えながら、アトランタオリンピックで銀メダル、そして今回のシドニーオリンピックでは念願の金メダルを獲得した彼女。彼女が金メダルを獲得した瞬間を見たときは『やったー。よかったね。』と素直に思えたのは、もちろん私の彼女への入れ込みようが高橋選手と違ったからでしょう。
 しかし、子供の頃から注目を浴び、そのすてきな笑顔と実力で数々の大会を乗り越えて、まさにスポーツ界の国民的アイドルと言っても過言ではない彼女に私と同じような思いを持った人も多いと思います。

 その彼女に総理大臣顕彰を贈る話があるそうです。
 理由は、高橋選手の国民栄誉賞に疑問の声が挙がってきたので、田村選手にも何か賞をと言うことらしいです。これって、どう考えても田村選手に失礼です。

  いったい、国民栄誉賞って何?政治家の人気取り用?

 私は、田村選手に国民栄誉賞をと言いたいのですが、贈るのだったら、歴代のメダリストすべてにと言いたいです。もちろん、メダルの色に関係なく。だって、東京オリンピックのマラソンの今は亡き円谷選手も感動したし、東洋の魔女軍団もすごかったし、体操王国を築いた人たちも素晴らしかった、挙げていけばキリがない。

 最近の高橋選手を見ていて哀れにさえ思えます。マスコミや自治体に引っ張りだこでまさに『客寄せパンダ』『行政の人気取り』に利用されているだけじゃないのかな。心なしか彼女の笑顔も輝いては見えないように思いますって書いたら、言い過ぎですか?
 高橋選手には、まだまだこれからがあります。彼女のこれからを考えるとかわいそうです。マスコミも世の中も今はチヤホヤしているけど、成績がよくないとぼろくそに言うんだろうなぁ。

16日(月)

10000
 昨日、ホームページのカウンターが10000を数えました。
 これも、ひとえに皆様のおかげと言う通り一遍のご挨拶をさせて頂くのが本来でしょうが、そこは私のことですので一つや二つひねって憎まれ口でも、と思いましたが、やはり皆様のおかげです。
 こんな、素人丸出しのホームページを見ていただいてるのですから。

 今年になって、ホームページのことを勉強し始めて2ヶ月の悪戦苦闘。ようやく、3月16日に立ち上げたものの果たして見ていただけるのか?喜んでいただけるのか?お役に立てるのか?など自問自答を繰り返しながらの7ヶ月でした。
 その間に、ホームページを見たと言って、北海道、東北、中国、四国をはじめ、兵庫、大阪などの近畿の方など全国の方からお問い合せやご注文も頂きました。
 また、初めてお店にきていただいた方や、今までも時々来ていただいていてもほとんど会話のなかったお客様からも『ホームページで見た新製品ありますか?』や『日記、見てますよ』などとお声をかけていただき、そこからお話が弾むこともしばしばです。
 当ホームページの掲示板で皆様もよく見かけるハンドルネームの方々の中には、模型には全く縁がないのですが他のホームページからのリンクで来ていただいて友人としてお付き合いをはじめた方や、それまではほとんど当店ではお付き合いがなかったのに、今では常連化してしまい仕事帰りには用があろうとなかろうと、とりあえず当店に立ち寄らないと家に帰れないと言う『和歌山模型症候群』の症状におかされた方も数名いらっしゃいます。
 ホームページを作って一番よかったことは、このように新しい友人、お客様が出来たことでしょう。
 今までになかった新しいお付き合いがたくさんはじまりました。
 当初は、模型に興味のある方がご覧になるのだろうと思っていましたが、色々な方にリンクを貼っていただいているうちにそうでないこともわかってきました。
 これからの課題として、模型に興味のない方も楽しんでいただける内容を工夫しようかなと思っています。
 まずは、この日記も出来るだけ模型以外の話題を書いてみたり、掲示板も様々な話題で書いていただけるようにしていきたいです。

 これからも、皆様のご意見、ご希望、そして何より、掲示板への書き込みやメールをお願いいたします。
 特に、掲示板では模型以外の話題で結構ですので、皆様からのお話を聞かせて下さい。

これからも、よろしくお願いします。

 ところで、このところ日記をさぼっていますが申しわけございません。なにぶんにも、オーバーレブの展示会の準備や、店でお客さんと遊ぶのに忙しくて、なかなか書けません。オマケに痴呆症がはじまったのか、思いついたネタをすぐに忘れてしまうのです。これからはメモを持って、ネタは控えるようにします。
 どうぞ皆様、このコーナーもまだ生きてますので、見捨てないで〜。

 

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