下に行くほど、古くなります。

2000年 12月

 

4日(月)

事実は小説よりも奇なり?
 久々の日記です。今朝、テレビを見ていておもしろかったので、日記の復帰ネタに使わせていただきます。

 長野県の新知事、田中康夫氏と経済企画庁長官の堺屋太一氏との間でなにやら舌戦が繰り広げられているそうです。
 事の発端は堺屋氏が、『ジャンパーを着て、山に出向き、ダムの建設を中止すると言えば人気はとれる』みたいなことを言ったそうで、それに対して田中氏が『堺屋さんの言っていた構造改革も、経済政策も全然すすんでいない』、これには堺屋氏『これ以上の構造改革をやれば失業者があふれて日本が潰れる、経済政策も精一杯やっている』と、お互いに譲る構えを見せません。
 確かに、堺屋氏が大臣になる前は色々と政府の政策に評論をしていましたが、最近の堺屋氏を見ていると、やはり大臣になれば同じ穴の何とかで、賛成であれ、反対であれ、議論を呼ぶような思い切った政策、議題を提供しているようには私には思えません。
 一方、田中氏も県が行ってきた事になんでもかんでも噛みついて、昔の社会党のように反対のための反対、反面、自分に刃を向けた職員をわざと(?)登用して、マスコミを上手く利用しているようにも私には見えます。

 今朝のテレビのワイドショーでは『作家知事 対 作家大臣』と面白がってタイトルを付けていましたが、それを見たときそりゃ実際の政治は小説のようにはいかんわな。
 お二人とも小説のような夢物語、きれい事じゃなく、実務的な政策をお願いしたいものです。

 さてさて今回の騒動、なんだかマスコミもいちいち、あちらがこう言ったが感想は?とそれぞれの元へそれぞれの言動を報告(?)に行って、反応を報道して、騒動を大きくして視聴率を稼ごうとしているような・・・。
 いっそ、テレビででも直接対決させれば、視聴率も上がるのではないでしょうか。

 それにしても知事であっても、大臣であっても、マスコミにもてあそばれている日本の政治家。
 ちょっと、気の毒な気もします。

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