下に行くほど、古くなります。

2001年 3月

 

14日(水)

家族旅行のその後
  と言うわけで昨日の家族旅行の続きです。

 ここを読んでいただいている方は、ユニバーサル・スタジオのアートディレクターである『Ross Gallichotte』のことは、何度か目にされていると思います。 
 実は、昨年12月のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの見学会に招待された時に、彼が日本滞在中に通勤用に使っていたスクーターを譲るよという話があって、いくらで譲ってくれるのかと聞いたら、『ただでいいよ。』とのことだったのですが、そんなわけにもいかないというと、『100円!』。その代わり、日本を離れるぎりぎりまで使いたいとのことでした。

 旅行の一週間ほど前にRossからメールが入り、3月上旬に帰国の予定だったが、いよいよ3月9日に日本を離れるとの事でした。
 それで、8日に『リッツ・カールトン・ホテル』まで取りに来てくれと言うことで、知り合いにバイクを積めるように改造した車を借り、行くことにしました。そのために、家族旅行は午前中で切り上げ、午後からは大阪に。

 『リッツ・カールトン・ホテル』ってすごいホテルですねぇ。
 とりあえず、近くまで行ったのですが、直ぐに中に入る気になれず、横の道に路上駐車をして、まずはRossに電話をしてみました。すると、まだ仕事でオフィスにいる。あと40分くらいかかるので、車をホテルの駐車場に入れて、ロビーで待っていてくれとのことでした。

 オーケーとは言ったもののこんなホテルの駐車料金って高いのでは?と思い、路上駐車のままホテルのフロントに聞きにいくことにしました。
 さすが、一流ホテル。入り口にいたドアボーイさんがドアを開けてくれるのですが、そのタイミング。絶妙です。こちらの歩くスピードと、距離を見計らって私が立ち止まることもなく、早すぎることもなく、まさにプロの仕事です。貧乏人はこんな事にも感心してしまいました。そして思わず『アッ、すいません。ありがとうございます。』。

 さて中にはいると、これまたえらいことです。私のような貧乏人には別世界。私の頭の中に描いていたホテルのロビーとは違う世界が。ロビーと言うより、どえらい立派な応接間風の造りです。
 とりあえずはフロントに駐車料金を聞きにと思ったのですが、いきなり聞くのも気がひけたので、『Ross Gallichotteと言う人が滞在していますか?』と聞くと調べてくれて、『はい。お部屋にお電話してお呼びしましょうか?』と言ってくれたのですが、彼がオフィスにいることは知っているので『いえ。それはいいのですが、ここの駐車場っておいくらくらいするんですか?』と聞きました。(イヤだねぇ。貧乏人は。でも、もし仮に1時間1,000円とか1,500円もして2時間、3時間って置くようなことになったら大変やもん。)でも、安心。1時間600円でした。

 とりあえず、車を駐車場に入れて、再びプロのドアマンの方の案内で息子とロビーへ。
 私達の格好はGパンにジャンパーといういでたちですが、他のお客さんをみれば、いかにモノを知らない私でも、この人のコートは高そう、とか、色々身につけた女性とか。私達は明らかに場違い!
 しかし、待つこと20分あまり。ロビーに現れた我が友人Rossは仕事着と言うこともあって、私達よりまだひどい恰好。よかった!。

 彼の部屋に通され(27階)『いつからここにいるの?』(彼は神戸にマンションを借りていたのですが、滞在が1週間ほど延びていました。私は、伸びた滞在期間をホテルで居るのかと思って聞きました。)と聞くと、『うーん、(指折り数え)サンジュウロクニチデス。』『???(なんて?)Thirty-Six days?』『Yes.そうです。』何でこんなとこに一ヶ月以上も滞在できんねん。と思いつつ、ひょっとしてRossって私の思ってる以上のすごいひと?って言う疑念が浮かびましたが、まぁ、友達は友達なんやからいいか。

 彼のバイクを車に積み、彼がオフィスに戻りたいというので、ユニバーサルスタジオジャパンの近くのオフィスまで送っていきました。車中で、彼に色々世話になったお礼を言ったり、また必ず日本に来るようになどの話をしているとき突然、息子に『Oh! Takashi! ヒャクエンクダサイ。』息子が彼に百円を渡すと、『Thank you!』そして、充分気を付けて乗るようにと言ってくれました。

 彼のオフィスに着くと最後の彼からのプレゼント。10日を3枚と15日を2枚のプレビューチケット。
 今までに、3回、中に入っていますが、今回は初めて本番並の営業状態の入場です。
 ただし、今までは飲食は無料だったのですが、今回は有料です。(あつかましい?)
 彼と息子達も交えて、記念写真を撮って別れました。
 ちょっと寂しいけど、有り難いことに今はe−mailでやり取りが出来るのでこれからもおたがいに連絡は取り合う約束をしています。

 ってことで、明日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・プレビューに行ってきます。
 また、自慢話&報告をお待ち下さい。
 (ちなみに10日のチケットは息子が行ってきました。)

Thank you Ross Gallichotte !

 

13日(火)

家族旅行
 先日、連休を取って家族旅行に行って来ました。
 ただ、行き先は白浜でしたので、旅行と言うほどのたいしたことではないのですが・・・。

 今回の旅行は私の両親の提案で、宿泊費はアチラ持ち。
 私の次男が今年何とか高校を卒業、就職が決まったのですが、遠方での勤務になりそうで彼の祖父母(私の両親)が、今後は皆で旅行に行くこともないかもしれないので近くでもいいから行こうということになりました。

 今さら白浜ということで、出発も10時半頃。途中で昼食を取り、白浜には1時半頃に着きました。
 出来れば直ぐにでも旅館にと思ったのですが、いかにも早すぎるので、どこに行こうか迷ったあげく、『エネルギーランド』に行きました。
 ちょっと、子供だましのようですが、ウチの奥さんがここにある、不思議な鏡がお気に入りなんです。この鏡、前に立つと全身が映るのですが、鏡面が湾曲していて顔や姿が変形して見えます。何枚かの鏡があって、それぞれに湾曲の仕方が違うので、思いっきり胴長短足に映ったり、顔だけが異様に長く映ったり、足がほっそりと長く映ったり、結構笑えます。
 他にも、傾斜地に立てた不思議な家に入ると平衡感覚がおかしくなって、長い時間いると気持ち悪くなります。
 ここでも、みんなでひとしきり大騒ぎしました。

 時間も適当になったので、旅館に行き、温泉と食事を楽しんできました。

 実は、今回の連休はこの家族旅行がメインのはずだったのですが、旅行一週間前にとんでもない用事が入ってしまいました。
 今さらキャンセルできないし、と言うことで、2日目は午前中に和歌山に帰る羽目になってしまいました。
 旅館で朝をゆっくり過ごし、10時過ぎに出発して、和歌山には12時前に帰ってきました。

 ちょっと、慌ただしい旅行でしたが、私の両親は孫と一緒に行けたのでそれなりに満足してくれたようで、まぁ、よかったかな?

 さて、気になる2日目の顛末記は、次の日記で。
 実は、こちらの方がおもしろいです。

4日(日)

フォーミュラ・ワン
 今年もいよいよフォーミュラ・ワン・グランプリが始まりました。
 日本中がバブルに浮かれていた頃に、日本グランプリが再開され、多くの日本企業がスポンサー契約を結び、ジャパンマネーが飛び交っていました。その様は『金で済むことだったら・・・。』と言う、参加だったように思います。(こんなやり方って、どこかの政府の国際参加と同じ。)
 しかし、日本経済の沈滞とともに、今ではそのジャパンマネーも影を潜めてしまいましたが、それでも、日本の技術という本来の競争への参加形態は依然続いています。もちろん当時もホンダを初めとして技術参加していた企業もたくさんありました。

 今年もホンダは2チームにエンジン供給を行っていますが、もう一つ試される日本企業があります。
 タイヤメーカーの『ブリジストン』です。
 昨年のタイヤはブリジストンの単独供給だったので競争するという土俵がなかったのですが、今年から『ミシュラン』が復帰します。そこで、新たなタイヤ戦争が始まりました。
 そして早くもその結果が出てきたようで、昨日の第1戦オーストラリアグランプリの予選タイムは昨年より飛躍的に伸びています。ポールポジションのシューマッハが昨年の予選タイムを3秒664縮めたのをはじめ、18位までの予選タイムが昨年のポールポジションのタイムを上回る結果になりました。
 今回のこの結果、もちろん車の性能の向上もあるでしょうが、タイヤによるところは大きいようです。

 こうして世界の競争の中で日本の技術が試され、勝つことによって日本企業が自信をつけ、その結果、日本製品を世界にアピールして、やがては日本経済の活性化につなげられればいいなと思います。
 来年からは、トヨタも参戦します。
 ますます、フォーミュラ・ワンの中の日本企業にがんばって欲しいものです。

 ところで、『 http://www.f1-live.com/ 』でフォーミュラ・ワン・グランプリの文字放送ライブを見られるのをご存じですか?レース中ずっと繋ぎっぱなしはつらい方もあるでしょうが、文字だけで見るレースも頭の中で色々場面を想定できたり、トラブルがあったときなどは詳しい様子がなかなか解らなくてイライラしたりですが、それはそれで楽しいですよ。私は、これで結構楽しんでいます。英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語の五カ国語で、私は英語で読んでいますが、簡単な文章ですのでそれなりに解ります。
 もちろん結果もいち早く出ますから、テレビ放送まで我慢できない方は一度アクセスしてはいかがでしょうか?
 ただし、結果が分かってはテレビ放送が楽しくないとおっしゃる方にはもちろんお薦めできません。

2日(金)

丸正百貨店
 先日の日記に書いた丸正百貨店ネタですが、思いの外反響がありました。
 掲示板への書き込みやメールを頂き、和歌山人にとっての存在の大きさに驚いています。
 しかも、ほとんどが改装前の丸正百貨店への思いでした。やはり、改装したことは失敗だったのかなぁ。
 私も個人的には、正直なところ改装後の丸正百貨店は好きではありませんでした。
 極端に言えば、旧丸正百貨店がなくなった時点で、私には丸正百貨店はなくなっていたのかもしれません。 

 でも、バブルの後遺症っていつになったら無くなるのでしょうか?株価もどんどん下がっているようだし・・・。
 やはり日本の本来の経済水準って本当はバブルの前の状態であったのに、実体のないものがどんどんふくらんでしまってお祭り騒ぎになっていただけだったのかな。
 食べ過ぎで肥満体になったのを、今はダイエットしてる状態?でも、過激で急激なダイエットは体を壊す元になるそうですが、まさに今の日本経済もその状態。

 さて、さて、和歌山模型も潰れたら少しくらいは噂になるのでしょうか?
 それが心配です。
 喜ぶ人の方が多かったらどうしよう・・・。

inserted by FC2 system