下に行くほど、古くなります。

2001年 10月

 

26日(金)

しつこく、親ばか

 先日(23日)、ようやく一ヶ月半のアメリカ旅行を終えて子供が帰ってきました。
 アメリカに到着するなり、テロ事件が起こり、たくさんの方から子供は大丈夫かとお店やメール、電話でお気遣いを頂きました。
 おかげさまで、予定通りスケジュールを消化し、予定以上に楽しんできたようです。
 ご心配いただいた皆様、ありがとうございました。

 さて、彼は今回の出発前には、少しでも英語になれようと、聞いて勉強をするCDを通学中や家で居るときに常にイヤフォンを耳に入れ聞いていましたが、全く外国の人と話をしたことがない彼は、いきなり行きの飛行機内で食事のことを聞かれたときに全く理解できずにちょっと凹んだそうです。学校というか、旅行会社が用意していたのは『アメリカン・エアー』だったので、乗務員がすべて外国人で英語だったそうです。私の友人のRossとは『サンキュー』くらいしか会話したことがなかったので、初めて話さなければならない英語に極度に緊張してしまったのでしょう。

 その後、向こうの大学での一ヶ月に及ぶ研修中に少しくらいは、理解できるようになったと思い、いざ、クリーブランドからダラスを経てロサンゼルスに移動も全くの一人旅と言うことで不安もあったようですが、何とか身につきたての英語で乗り切ったようです。

 ところが、何とかロサンゼルス空港でRossと会えたものの、彼の英語がまた解らなくて、ちょっとつきかけていた自信がまたも揺らいだそうで、やはり、いくらアメリカの学校で学んだと言っても、実際は違うことを思い知ったようです。
 しかし、そんな彼もRossもところで一週間、Donのところで一週間の二週間を全く日本人と接触せず、アメリカ人だけの中で生活したおかげで、かなり聞き取れるようになったようです。
 もちろんまだ、会話としては自分のいいたことは言えないし、充分に聞き取れないし、の状態らしいですが、何よりもたくさんのアメリカ人の中に自分一人混じっていても、なんの違和感も、緊張感も感じなくなったそうです。
 Rossの招待で、ユニバーサルスタジオハリウッドに遊びに一人で電車や地下鉄を乗り継いでいったときに日本人の観光客が居て、その人たちが話しているのを聞いて、『オォッ!日本語や!』と思ったり、Donが用意してくれた、アメリカ人向けのロサンゼルス観光バスツアーでも、アメリカ人の中に一人だけ居たのですが、それでも楽しめたとか、とにかく、彼が得た自信は相当なようです。

 RossやDonの所では映画の制作現場を見せてもらったり、様々なスケジュールを組んでもらって本当に色々なことを体験させてもらったようです。
 初めての飛行機、初めての海外、初めての一人旅。
 彼にとってはすべてが初めてのことばかりでした。
 おそらく、出発前、そしてアメリカ国内での移動前、移動中には不安がいっぱいあったと思います。
 しかしそれらすべてを無難にこなし、元気に帰国した彼は自分自身にちょっと自信がついたようで、行ってきてよかったなぁとしみじみ思います。

 帰国前にはDonに『また、来年、帰ってきていいですか?』と言ってきたそうです。

 最後に、帰りもアメリカン・エアーだったのですが、飛行機内では乗務員の食事の問い合わせにもちゃんと受け答えが出来て、さらに隣に座った日本人の方の分も聞いてあげて、何より、英語が話せるとスチュワーデスさんの愛想もすごく良かったそうです。

 今回のことでは、本当にRossとDon&Cynthiaに感謝です。
 ひょんな事で知り合った彼らが居てくれたおかげで、安心して子供をアメリカに行かせることが出来たし、また、彼らが居ると言うことでいざとなったら何とかしてくれるなどと勝手に思っていましたが、帰国した子供の話を聞くと、本当にお世話になりました。
 これからは今まで以上に彼らとの絆を深めていきたいと思います。

19日(金)

うらやましぃー!

 私の子供が、アメリカに留学していることは以前に書きましたが、1ヶ月半の期間のウチ最初の1ヶ月は語学研修と言うことで、アメリカの大学に行っていました。
 その後、後半の2週間は、私の友人の『Ross』と『Don&Cynthia』の所に1週間ずつホームステイをさせてもらっています。

 初めての海外旅行、しかも大学のある『クリーブランド』と言う町から、ロサンゼルスまで飛行機を乗り継ぎ、単独旅行になるため、うまくいけるのか、ロサンゼルスの空港でうまくRossに会えるのかかなり心配しましたが、何とか無事たどり着いたようです。

 さて、その息子ですが、RossやDonにかなり色々と貴重な経験をさせてもらっているようです。

 はじめの一週間はRossの所に言ったのですが、現在Rossがやっている仕事場に連れて行ってもらって、セットの模型や撮影風景を見せてもらったようです。
 翌日にはユニバーサルスタジオハリウッドのフリーチケットを用意してもらい、堪能したようです。

 その後RossにDonの所まで送ってもらい、現在はDonの所に滞在しています。
 Donの所では奥さんのCynthiaに色々とごちそうになっているようです。
 また、Donは現在スタートレックの仕事をしているようで、その仕事場に連れて行ってもらったり、実銃を撃たせてもらったりと、これまた日本では出来ないようなことを色々と経験させてもらっているようです。

 現在、アメリカは不安定な状態にありますが、RossやDonからも『心配するな。息子はちゃんと預かっている』と頻繁に連絡をくれるので、安心はしているのですが、同時に、今日は息子とこんな所に行ったとか、あんな事をしたとか行って来るたびに、うらやましいのを通り越してちょっと腹が立ってきます。
 ウチの奥さんと、RossやDonのメール、子供からのメール、そして、子供のホームページのアメリカ滞在日記を読むたびに夫婦で『行きたいよーーーーー』と言ってます。

 とりあえず、相変わらずの親ばかですが、一度、見てやって下さい。
 http://sv.mcity.ne.jp/D/6712/
 

15日(月)

ホビーショー

 先日、模型業界恒例のホビーショーに行って来ました。

 以前のホビーショーに比べて楽しみ、期待感などが薄れているのは、私が年をとったせいかもしれません。
 それにしても、正直なところ、夢や思い切った冒険をしたような製品を見かけませんでした。年をとったせいだけではないように思うのですが・・・。

 さて、今回のホビーショーでは某メーカーの方と、まさに膝をつき合わせてと言う感じで、色々とお話しさせていただきました。
 その方たちとは初対面でしたので、思っていることの2,3割程度のご提案と言うことで、ごあいさつ程度の軽いジャブを打たせていただきましたが、思いの外真剣にお話を聞いていただき、また今までと違って少しでも参考になることは無いかという感じで聞いていただいたように思います。
 いつもお話をさせていただいていても、その場限りの相づちであり、お返事のような気がしていましたが、今回はちょっと様子が違ったように思います。

 私のような田舎の小さな模型屋の言うことなど相手にせずとも、もっと、もっと、実績を持っておられる小売店さんがたくさんいらっしゃる中で、私のようなものにも機会を与えていただいたことに感謝しています。
 今朝も、ホビーショー当日お話しできなかったと言うことで、ある方からわざわざお電話を頂きました。
 お電話で長話をさせていただきましたが、私のようなものにお気遣いを頂いて、本当にありがたいことだと思います。

 メーカーは一生懸命モノを作る。これは当然のことです。
 ただ、独りよがりではなく、お客様の欲しいものを、お客様を楽しませるものを、お客様に夢を与えられるものを、作って欲しいです。
 私たちの売っている商品は、趣味、娯楽の商品です。

 ところで、今回も何人かの思わぬ方からいきなり『日記、読んでるよ』、『ホームページ、いつもチェックしているよ』とのお言葉を頂きました。
 どうやら、私の知らないところでドンドンとこのホームページも一人歩きをしているようです。
 これからは書く事にもっと気をつけなければ、今までのように自分だけの勝手なわがままで書いていてはいけないのではないかと思いました。
 と言うことで、今後は少しトーンダウンさせていこうと思います。

 ン?おとなしくなったら、和歌模日記のおもしろさがなくなるって?
 フフフ・・・。 でも、思ってるだけですから。

 最後になりましたが、私のお話を聞いていただいた各メーカーの皆様。

 ありがとうございました。これからも、お互いに一生懸命がんばりましょう。
 私は自分がこの業界でしかメシを食えない人間だと思っています。
 私自身が少しでも長く皆さんと同じメシを食えるように、今後もメーカーの皆さんには無理難題をお願いしていくつもりです。
 私も必死です。
 これからも、末永くよろしくお願いいたします。

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