下に行くほど、古くなります。

2005年 4月

 

29日(金)

帰省

いよいよゴールデンウィークとなりましたが、皆様はどのように過ごされているのでしょうか?

私はお店があるので連休とは行きませんが、昨日、長男が帰省してきました。
ただ、彼も仕事が入ったとかで3日には帰るようです。
次男は3日まで仕事があるとの事で、長男が帰った後に入れ替わるように帰省予定です。
私の家では彼らが帰ってくるのがゴールデンウィークの証明(?)です。

長男はコンピューターソフトを作る会社に勤めているので、少なくとも私よりはパソコンの事がわかっていると思いますので、私が使っているパソコンに緊急性のない不具合や使い方がわからないときは彼が帰省してくるのを待っています。
昨日も夕方から色々と教えてもらいました。

次男が帰っているときの6日(金)は当店も振替休業なので、久しぶりに一緒にゆっくりと過ごせるかなと思っています。

お正月、ゴールデンウィーク、お盆と子供たちが帰って来る事を妻はとても楽しみにしているようです。
私も久しぶりに見る子供たちの顔、おもしろおかしく仕事の事や毎日の生活の事を話してくれる姿に親バカとは思いつつも毎日一生懸命頑張ってくれているんだなぁとうれしくなります。

私の両親も彼らが帰ってくる事を待ちわびているようで、帰省シーズンが近づくと何週間も前から『いつ頃帰ってくる?』と私に電話がかかってきます。
そんな状態ですので彼らが帰ってきたときは必ず『おじいちゃんのところに行ってこいよ』と言うのですが、昨日長男はお昼ご飯をご馳走になるのを兼ねて行き、おじいさんと色々話をしているときに彼にとっての『おじいさん節』が出てきたそうで、それを聞いて和歌山に帰ってきたと実感したとか。

子供たちが帰省している間はいつもよりはちょっと賑やかな毎日になりそうです。

26日(火)

エッフェル塔

模型を製作していて久しぶりに感動したので、今日は久しぶりに模型のお話です。

この数日エアロベース社の最新作『エッフェル塔』を製作しています。
エアロベースの依頼で販売店に飾ってもらうためのサンプルを仕事として製作しています。

エアロベースの製品は完成品を見るとその精密さ故に完成させるためには相当な技術、経験が必要なのではないかと思われがちですが、設計者のコンセプトである「見かけは超精密でも組み立ては簡単」の言葉通りその計算され尽くした設計には脱帽します。

今回のエッフェル塔にももちろんその設計思想は生かされており、初めての製作時には約5時間あまりを費やしたものの、コツを掴んでの2個目からは4時間足らずで製作しました。
おそらく模型になれていない方でも6時間から7時間あれば製作できるのではないかと思います。

このエアロベースのエッフェル塔の完成品をご覧になった方は少ないと思うのですが、初めてご覧になった方はこのキットが、接着剤はもちろんの事、部品を切り取る道具すらも必要なく組み立てられるとは思わないでしょう。
必要な道具はキットに付属のピンセットだけです。
本当に何も要らないのです。(正直言うと、極細のラジオペンチがあれば便利ですが・・・。)

部品の切り取りはまさしく板チョコを割るように折り曲げれば簡単にちぎれます。
後はちぎっては曲げ、曲げてははめ込み、はめ込んでは曲げての繰り返し。
部品の表面と裏面、はめる方向、曲げる方向に気を付けて組み立てること数時間で見事1/1000スケールのエッフェル塔が完成です。

その見事な完成品にも感動しますが、私は組み立てていてその設計に感心しました。
完成品よりも、組み立てている最中に感動した模型は久しぶりです。
この組み立てながら感動を覚えた前回は10年前にやはりエアロベースの岩見氏が私のところに持ってきた彼の記念すべき第一作目の『1/48 フォッカーDr.1』の試作品です。
このときも組み立てながらも『よくここまで考えたなぁ』と正に鳥肌が立つような気持ちになった事を今でも覚えています。

そしてその設計思想、製品の完成度は今も全く衰えることなく岩見氏のこだわりとして製品に充分に反映されています。

是非一度エアロベースの製品を組み立ててみて下さい。
まずはお手頃なマイクロウイングシリーズから始めて下さい。
でも、エアロベースの真価が発揮されるのはスタンダードシリーズや今回のエッフェル塔だと私は思います。
エッチング製の模型という事もあり高価な模型ですが、充分に価格に見合った内容だと思います。

エアロベース製品に関するお問い合わせは何なりと当店におたずね下さい。

23日(土)

ETC運用開始

先日お客様のN田さんから頂いたETCの装置ですが、N田さんが会社でセットアップをして下さって、インターネットで申し込んでいたETCカードが届き、取り付けはこれまた常連のS内さんがボランティア(?)で取り付けて下さいました。

こうして皆様のおかげでETCが使える状態になったのが先週のお休みの翌日だったので、一週間は我慢の子状態でした。

そしてようやく一昨日の木曜日。行ってきました。ETCチャレンジ。
通りなれた和歌山インターですが、今日はいつもと通るゲートが違います。
目の前にETCのゲート。ワクワクするけど、ちゃんと作動するかどうか不安もあります。
N田さんにもS内さんにも最初に通るときは念のため充分減速して進入するようにと言われていましたので、他に車がいないのを確認して進入速度の20kmを下回るような速度で進入しました。

車内のETC機が『ピッ!』と鳴って、目の前のゲートが『どうぞお通り下さい。』と言わんばかりにサッと開きます。
瞬間、ヤッター!とも、オゥ!とも何とも言えない感動です。
無事作動した事への安堵感と通行券を取るために窓を開けたり、一旦停まって通行券を取ったり、窓を閉めたり等の煩わしさから解放されて楽に通り抜ける事が出来たうれしさが入り交じっています。

本線に入ってからも感動でテンションが上がっているのがわかります。
こうなると次は高速道路から降りるときも無事作動するかどうかです。

降りるときも充分に減速して出口を通過しようと思っていたのですが、高速道路走行後によくあるスピード感の鈍りからか自分が思っている以上にスピードが出ていたようで進入時にゲートが開いたイメージの地点まで来てもゲートが開きません。
思わずブレーキを踏んでしまいました。
もちろん進入前には他の車がいない事を確認していたので、追突されるような危険はなかったのですが。
で、ブレーキを踏んだ瞬間にゲートが開き、無事通過。

初めての体験は感動とハラハラでした。

この後帰りにもETCを利用して通過したのですが、今度は作動に自信があり気持ちにも余裕があったので何事もなくゲートを通過出来ました。
で、帰るときの降り口で料金所で並んでいる車の列の横を『お先にーっ』とスルッと通り抜けていく快感、優越感。
たまりまへんなぁ!

ところで80km通過のN井さん。
もっと早くに取り付けていればなぁって思いますとのメール、有り難うございました。
確かに今回の体験で便利な事は十分に理解できて、もっと早く付けておけばって気持ちもわかりますが、私の高速道路の利用頻度とETC機の取り付け費用を考えたら通常なら取り付けるかどうかは微妙です。
幸いにも今回は皆さんのおかげで結局はセットアップ費用の2,100円だけで済んだので取り付けられましたが、月に一回の割合で高速道路を利用するかどうかの私にはせいぜいハイウェイカードで充分でした。
しかしゲートの開くタイミングからして、80kmで通過というあなたの間違った勇気はある意味ですごいと思いました。
もしゲートが開かなかったらとは思わないの?

22日(金)

予防注射

犬を飼っている当店では毎年この季節になると犬の予防注射の案内が来ます。
狂犬病と7種混合ワクチンの2種類の注射をしてもらうのと、蚊を媒体としたフィラリアという病気の予防薬をもらいに自宅近くの動物病院に行って来ました。

店に来るときは自宅から通りに出て左に曲がるのですが、動物病院は通りに出て右に曲がり、車で5分とかからないところです。
当店の犬は毎日妻と車で店に来るのですが、通りに出て右に曲がった瞬間からソワソワし始めます。
いつもと曲がる方向が違うぞ?と思っているのでしょうか?
一年に1度しか行かないのに、動物病院が見えないうちからヒュン、ヒュンと鳴き始め、動物病院の駐車場に着いた頃にはイヤダ、イヤダとでも言わんばかりに情けない声でキューン、キューンと鳴いて車から降りようとしません。

とりあえず犬を車に残して、受付をするために私だけが病院の中に入ります。
順番が来るまで犬は車、私は病院の中で待機。
いよいよ呼ばれて犬を車から降ろそうとしますが、足を突っ張って降りようとしません。
こうなれば強制執行(?)です。
胴輪を掴み、無理に引きずり出して診察室まで引きずっていきます。
これが動物病院の前でなく、自宅や道路でしていたら一種の動物虐待かも・・・。

毎年同じ動物病院に行っているのですが、どうやら当店の犬の嫌がり方というか、暴れ具合は尋常ではないのか、先生も診察室に入るなり『そのまま押さえておいて下さい』と診察台に上がる事もなく、診察室に入ってからもとにかく逃げようとする犬を私が頭から体まで押さえ込み、先生が薬を既に入れて用意してくれている
注射器で手際よく注射を2本してくれます。
その間わずか5秒ほどで、犬もキャンと鳴くヒマもないほどです。

そのまま飛び出していきそうな犬を掴んだまま車に乗せて注射完了。
順番を呼ばれ車から降ろして、乗せるまでわずか1分ほどです。
しかしその1分もどうやら彼にとっては死ぬ思いだったようで、その後支払いに10分ほどかかってから車に戻って彼を見るとまだハァハァと荒い息です。

こうして彼にとって毎年の事ながら、一年で一番の最悪の日が終わりました。
それにしても一年に一度の事ながら、尋常でない暴れる犬として先生の印象も悪いのでは?と飼い主として気を遣います。

19日(火)

おとふ(お豆腐・冷や奴)

暖かくなってきました。
この季節になるとそろそろ冷や奴が美味しくいただけます。
冷や奴と言うより私は『おとふ(お豆腐ではなく)』と言う方が好きなのですが・・・。

皆さんはおとふには何をかけますか?
私はごく普通に、ネギとかつお節、それに生姜をのせてお醤油をかけます。
以前、知り合いの人でお砂糖をかけるという人がいたのですが、私はちょっと勘弁して欲しいです。

我が家でもここ数日毎日のようにおとふが出てきます。
私はおとふが好きなので毎日でも平気です。
寒い時期は小さい土鍋で湯豆腐風にして食べるのですが、おとふはやはり冷たくして食べるのが一番。

ところでその上にのっている生姜ですが、やっぱり生姜はすったものに限ると思うのは私だけでしょうか?
チューブ入りの生姜を使った事があるのですが、全く生姜じゃないんです。
口当たり、辛さ、香り、どれをとっても生姜ではないんです。
ワサビやカラシはチューブ入りのものを使っていてもそれほどは気にならないのですが、なぜか生姜だけはダメです。
(ワサビ、カラシもチューブ入りでは本当の味ではないと言われそうですが)

さて、今夜も冷たいおとふをと思って先ほど妻に聞いたら、今日は無いそうです。
がっくり・・・。

15日(金)

関谷さん

以前からも何度かご登場頂いている静岡クリエイト社長の関谷さんと久しぶりに電話でお話をさせて頂きました。


今朝、店に来てメールをチェックしていると関谷社長(どうも言いにくいなぁ)、関谷さん(やっぱりこっちのほうが言いやすいです)からメールを頂いていました。
先月にもメールを頂いていたのですが、忙しさにかまけてお返事をするのが遅くなっていたところ今朝もメールを頂いていたので、前回のお返事のお詫び、そして何より久しぶりにお声を聞きたくなって電話しました。

頂いたメールの用件は2月に静岡で開催したフリマを秋のホビーショーの時に会場の近接の場所で開催するというお話でした。

今までにも色々とお世話になった方ですので、私のような者でも何とかお力になりたいとは思うものの、なにぶんにも和歌山の田舎から東京は遠く何のお手伝いも出来ない事をたいへん申し訳なく思います。
と言う事で、この駄文をお読みの方で東京近辺の方、また、東京に行く予定のある方、出店でも、入場でも結構です。どうぞ足をお運び下さい。
前回のフリマでもたくさんの出品の中には思わぬ宝物が潜んでいたそうです。
お宝の価値観は人それぞれです。
もしかすればあなたにとってのお宝が見つかるかもしれません。

関谷さんがタミヤで勤務されているときから好き放題言っていた私ですが、立場が変われば、言葉も変わるとでも言うのでしょうか?
タミヤ常務としての立場の時には、私が言う事に対しては『言いたい事はわかるが、そうは出来ない』とか、『考えておくよ』とか、とりあえず私をなだめるようなお返事が多かったのですが、外から眺めるようになると少しは私が言っていた事にも賛同頂けるようになり、今日のお話でもお互いに頷きあうようなお話が多くなりました。
私としてはかみ合うと言うか、気持ちが通じるような気がして、一層身近に感じる事が出来るようになりました。

5月の静岡ホビーショーの会場でお会いする約束をしたのですが、『関谷社長』とお呼びするより『関谷さん』となりそうです。
関谷さん、もし読んでいたら、『社長』と呼べなかったらごめんね。
それとメールの宛先に『和歌山模型ご主人殿』は止めていただけませんか?
恥ずかしいです。

12日(火)

和歌山県立医科大学付属病院

前回の駄文で妻が入院した事を書きましたが、多くの皆様からお見舞いのお言葉を頂き有り難うございました。
おかげさまで昨日(11日)、無事退院してきました。
詳しい検査の最終結果は月末に出る予定です。

さて、妻の入院中の7日(木)に妻の様子を見るために初めて和歌山医大付属病院に行きました。

和歌山医大付属病院は平成11年5月に新築移転した新しい病院ですが、今まで一度も訪れた事がありませんでした。
幸いにも妻の症状も軽いという事で、今回の初訪問は私には妻の見舞いと言うよりも医大見学会のようなものです。

実は大昔、私が高校生の時ですから30年以上前の事ですが、学校でクラス対抗のサッカーの試合中に他の人とぶつかって、頭を強打して30分以上意識を失いました。
そのときに念のため検査の為にと昔の医大に2日だけ入院した事があるのですが、お世辞にもきれいといえない薄暗い感じの病室、廊下で早く退院したかった事を今でも覚えています。

さすがに新しい病院は何もかもがきれいで、ここならどんな病気も治してもらえるのではないかと言う雰囲気があります。
病室も冷蔵庫やテレビが各ベッドに備わっているし、何より明るくてきれいなのが患者さんにとっても一番の良薬ではないかと思います。

もう一つ医大で気になっていたのが最上階のレストランです。
眺めが良くて、値段も高くないレストランが医大の最上階にあると聞いた事があったのですが、入院しているわけでもなく、お見舞いに行くわけでもないのに、レストランの利用だけで行っても良いものかどうかと遠慮していました。
が、今回は妻の見舞いという大義名分の元、医大に堂々と入る事が出来、妻の調子も良いので一緒にコーヒーでもと思って13階にあるレストランに行って来ました。

この日はお天気も良く、紀三井寺の桜も見え、和歌浦湾からマリーナシティまでの海を眺める事が出来ます。
夜になればまた違った眺めが見られると思います。
これは診察、お見舞いに関係なくまた訪れてみようと思いました。

と言う事で、今回の妻の入院は私にとっては楽しい(?)医大体験記となりました。

9日(土)

今日の和歌山市はとても良いお天気です。
これだけ暖かいとあちこちの桜の花も一気に満開になっているでしょう。
たくさんの人出で桜の名所はにぎわっているようで、朝からお見えになった常連さんも『和歌山城の近くを通ってきたけど、すごい人だったよ』とおっしゃっていました。
おかげで(?)当店は開店休業状態です。
お店に籠もって店番をしているのが勿体ないくらいです。

さて今日はちょっと怖いお話。

実は先週の土曜日くらいから妻が体に発疹が出始め、日曜日には全身が赤くなりかゆみもひどく、微熱も出たので、月曜日の朝一番で皮膚科に行きました。
そうしたところすぐに『医大に行きなさい』と予約を取ってくれました。
医大に行ったところそのまま入院と言われたのですが、まさか入院騒ぎにまでなるとは思っていいなかったので、明日からではダメですかと聞くと、それでも良いと言われ火曜日から入院する羽目に。

膠原病を持っている妻ですので、膠原病の影響なのか、それとも数日前に服用した別の病気の薬の影響なのか。
いずれにしても最初の皮膚科、医大ともひどい状態という事で、ステロイド剤を大量投与する投薬治療を考えたようで、そのための入院でした。
ステロイド剤は大量投与するときは医師の管理が必要だそうです。

ところが、入院を1日延ばしたのが良かったのか、火曜日に入院して、水曜日から薬との相性検査などをしていたのですが、全身の赤みが良くなってきたので担当の先生も『強い薬で危険を冒さなくても良いかも』と、投薬を見合わせました。

幸いにも金曜日にはかゆみは残っているものの発疹はかなり治まり、外泊許可をもらって、月曜にもう一度様子を見てもらって退院する事になりました。

結局、治療と言うより、原因を探るための血液や経過観察など検査資料を集める為の、また膠原病の方も詳しい検査をしてもらう為の入院となりました。
薬の影響などの詳しい検査結果が出るまで2週間ほどかかるそうですが、とりあえずは回復の方向に向かっているので一安心です。

おそらく原因は新しく服用した薬だと思われるのですが、今まで薬による副作用は知っていたものの、こんなに顕著な例を目にしたのは初めてでしたので薬の必要性と同時に、薬の怖さを知りました。

さて、先日の木曜日のお休みに桜を見に行こうと思っていたのですが、残念ながらこのようなわけで行く事が出来ませんでした。
妻が元気になれば、次のお休みにでも行こうと思っていたのですが、どうやら明日からお天気は下り坂のようです。
今日一気に咲いた桜も明日からの雨で私が行ける木曜日まではもたないかな?

6日(水)

やったぁ! ETC Get!

3月26日の駄文で『高速道路自動料金収受システム(ETC)』の事を書きましたが、早速反応を下さったN井さんは『えぶりでい、えぶりたいむ、80km/h通過です。一度もトラブルないです。』等とふざけた事(?)をメールしてこられたので、『そのうちに痛い目にあうぞ。その時を楽しみにしています。』とお返事をしました。
(N井さん、読んでるかぁ?)

さて、世の中には奇特な方(こういう言い方をすると失礼かな?)がいらっしゃるものです。
当店常連のN田さん。あなたの事です。今日のネタは。

本日の主役N田さんは戦車模型ファンの方で、自動車販売会社にお勤めになっています。
そのN田さんが先日ご来店になり、『ETCが欲しいって書いていたけど、いらない?』とおっしゃいました。
失礼ながら自動車販売会社にお勤めなので、てっきりセールスにお見えになったと思い、『欲しいけど、本体、セットアップ、取り付けなどで安いものでも2万円位はいるから残念ながら無理です。』とお応えしました。
するとN田さんは『古い機械だけど、本体はあげるよ。セットアップ費用だけ出してくれれば会社でセットアップをしてくるよ。それと、取り付けは行きつけの車屋さんでしてもらったら、安く取り付けてくれると思うよ。』と。

N田さんは新しいETCを買ったので、古いものを会社の若い人たちに要らないかと聞いたら、『そんな古いのは要らない』と言われたとかで、えらくご立腹の様子。
私には古いも、新しいも関係ないので、二つ返事で飛びつきました。
N田さんの会社の若い方たち、よくぞ断って下さいました。感謝。

N田さん。本当に有り難うございます。
残念ながら、私には新車を買うような甲斐性はないので、お客様で新車を検討されているような方がいらっしゃれば、ご紹介します。

どなたか、お車のご購入をご検討中の方はいらっしゃいませんか?
まずは私にご連絡下さい。良い車屋さんをご紹介しますヨ。
(これはまた、わざとらしいか?)

後はETCカードの申し込みと、いつもお世話になっている車屋さんに取り付けをお願いして、まもなく私のボロ車もETC搭載車です。

それにしてもお客様に商品をお買い上げを頂いているばかりか、貰い物までしていいの???
ようく考えてみれば私の周りは私へのボランティア活動をしてる人ばかりのような。
・・・・・。
ま、これも私の人徳という事にしておこうっと。

2日(土)

生活技術

昨日の新聞に模型を話題にした記事がありました。

タミヤがイベントを行った際のイベント担当者の報告書に『子供がうまくネジを締められない』、『接着剤って何?と質問された』と言うような一文があるそうです。
ある大学教授の調査によると、木ねじを正しくとめられる小学生は4割以下だそうです。

さて、当店店頭でも同じ事はずいぶん前から起こっています。
他にも工具の名前を知らない、カッターで切るときに刃の前に手を持っていく、電動ドリルでドリル刃が回っていれば穴があくと思って押しつけない、サイズの合わないドライバーを使ってネジの頭をつぶす等、工作の基本を知らない子供たちがたくさんいます。

なぜ?そりゃ使った事がないのですから知らなくて当たり前です。
また、使った事があったとしても誰も正しい使い方を教えないのですから、知らなくて当然です。
当店では現在ダンガンレーサーなどで遊びに来て、店頭で改造するために道具を貸す事があるのですが、『おっちゃん。掴むやつ貸して』、これはラジオペンチかプライヤー、『おっちゃん、これを回すヤツ(ネジを見せながら)』、『これがくるくる回って、きつく止まれへん(ナットを指さし)』。
そのたびにドライバー、レンチなどと工具の名前を説明しながら貸します。

もちろん部品名でも同じ事がいえます。
『金属のうすくて丸い、真ん中に穴があいたやつ』(そうです。ワッシャー)
『金色のシャフトを通すやつ』(これはハトメ)
『モーターに付いているギヤ』(ピニオンギヤ)

一回目は道具名、部品名は教えるのですが、私は意地悪なので2回目からは道具名や部品名を言わないと貸さないようにしています。
子供たちの頭の中にはドンドン新しい事が入っていきます。
何度かは言い間違えたりしますが、すぐに覚えてくれます。

さて、小学生以上のお子さんをお持ちの方がいらっしゃれば、あなたのお子さんは大丈夫?
よけいなお世話かもしれませんが、よろしければ一度試して下さい。

ネジを少し堅めに締め付けておいて、そのネジを緩める。
(緩いネジを締めたり緩めるのは簡単ですが、きついネジを緩めるのは回転方向に自信がないと案外わからないものです。)
電動ドリルで穴を開ける。
ご飯粒と紙を2枚用意して、2枚の紙を貼り付ける。
(ご飯粒が糊の代わりになる事を知っているか?)

さて、先の木ねじ調査の大学教授が曰く、『こうした生活技術(と言うそうです)の作業を習得させるには親がお手本を見せるのが一番。』だそうです。

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