下に行くほど、古くなります。

2006年 3月

 

30日(水)

低脳社員

昨年の暮れだったと思うのですが、問屋さんにある製品を発注しました。
メーカー名と品番『DC200』と注文書に書きました。
問屋さんからは在庫がないのでメーカーから取り寄せますとの返事をいただき私としては入荷を待つだけでした。

ただ、問屋さんには『このメーカーから取り寄せるのに他のものと一緒でないと荷物にならないからと送ってもらえないので少し時間を欲しい』と言われていました。
DC200はもう少し在庫があった事と、頻繁に売れる製品でもないので、特に急がないからついでの時でいいよと答えておきました。

さて時間は流れて2月頃にいよいよ在庫がなくなったので、問屋さんに催促すると、すでに発注はしたけど入荷しなかったという事で、もう一度再発注してみます、との返事でした。

私としてはそのうちに入荷するだろうと思っていたのですが、3月になっても入荷しないので再度問屋さんに問い合わせました。
問屋さんの返事は、同時に発注した他の製品は入荷したけどDC200が入荷していなかったので、メーカーに問い合わせてみますと言う事で再度返事待ちです。

メーカーの返事は『DC200という品番に該当する製品はない』という事でカタログを送るからもう一度調べ直して欲しいと言う事でした。
翌日送られてきたカタログを調べて見ると、確かにDC200という品番はありませんでしたが、私が求めていた製品は記載されていました。
品番が変わっていたのです。
『BDC200P』に。

頭に『B』が、終わりに『P』が付いていました。
よく見ると他にも同種の製品があるのですが、すべてに『B』と『P』が付いています。

唖然としました。
ぶち切れました。
普通、『DC200』と言われたら、該当するだろうと思われる製品を調べないか?
全く見当違いの番号であるならともかく、この程度の違いなら見当つくやろ?
見当をつけた上で、これではないか?と問い返すのが商売やろ!
こんな頭の悪い社員を平気で使うなんて信じられへんわ!
まさか問屋回りの営業をアルバイトにさせてるのか?

で、あんまり頭に来たので、問屋の担当に『なんや!この頭の悪い奴は!
今度の静岡のホビーショーでいっぺん話をせんとあかん』と言うと、担当は私の扱いになれているので、聞くだけ聞いて『ハイ、ハイ。他に言いたい事は?
でもね、和歌山さん。今のメーカーの連中ってこんなんばっかりやで。
だからこっちが幼稚園の子に言うみたいに一から十まで言わんとあかんの。
腹たてるだけ損やで。』
『だいたいやな、お前らがそんな事ゆうてメーカーの連中を甘やかすからあかんのや』
『ハイ、ハイ。今日は忙しいからもういい?また、血圧上がるよ。』と適当にあしらわれ、話題を変えられました。

ウ〜〜ン・・・。問屋の担当が偉いのか?・・・。

いや!私のような瞬間湯沸かし器型人間には到底辛抱できへん!
このアホンダラ社員に思い知らせてやらなければ!
しかし問題が・・・。静岡ホビーショーまでまだ2ヶ月近くあるので、それまでこの怒りのテンションが保てるかどうか・・・。
そう言った意味ではこの社員、命拾いしたかも。

25日(土)

情報

情報というのは発信者の意向でどのようにも操作出来る事を念頭に読まなければ発信者に都合の良い方向へ誘導されてしまうと思います。

Yahooニュースで目にした記事に『「10年以内にお財布がなくなる」35パーセント』と言うニュースがありました。
いわゆるお財布ケータイの普及で、76.8パーセントの人が世の中が変わると回答し、35.2パーセントの人が10年以内にお財布がなくなると回答したそうです。
また利用してみたいと思っている人は57.5パーセントだそうです。

この記事の数字だけを読むと私のような古い人間にはにわかに信じがたい数字ですが、ところがよく読んでみるとさもありなんです。

まず、調べた機関がNTTドコモであり、対象者は都市圏に住む携帯電話ユーザー1800人、おまけにWebでアンケートを取ったというのです。
つまりお財布ケータイと言うものを受け入れやすい人が対象という事にはならないでしょうか?

一方、昨年11月に通販大手の千趣会が携帯に関するアンケートを取ったところ携帯所有率は94.5パーセントと高率であるのですが、利用してみたい人は3割に留まったようです。
そして携帯電話に期待するのは、耐久性や長時間の使用、安い利用料金や緊急時や災害時に役立つ機能の強化など、新しい機能よりも現在の基本的な機能の強化を望んでいる利用者が多いと分析しているそうです。

NTTドコモのアンケートは今年の2月という事ですので、僅か3ヶ月の間に利用者の意識が変わったとは思いにくく、そうでなればNTTドコモが意識的にお財布ケータイの普及を狙って情報を流しているのではないかと意地悪な私は勘ぐってしまいます。
利用者は耐久性や安い利用料金を希望しているにもかかわらず、世の中の流れだと情報を操作することで新しい携帯電話に買い換えを促そうとしているのではないかと思ってしまいます。

そう言えば、つい最近も偽の情報を振り回して物議を呼んでいる国会議員もいますね。

24日(金)

Happy Birthday my father

昨日は私の父親の87回目の誕生日でした。

毎年、妻が色々と考えてプレゼントをしているのですが、衣類や持ち物などは好みもあって選ぶのに難しいので、ここ数年前から食べるものにしています。
妻も食べるものだと父の好みがある程度はわかっているので選びやすいという事です。

最近この駄文に登場著しいリヨンのまこっちゃんに今年はお願いしました。

甘いものが苦手な父もまこっちゃんのケーキなら程よい甘さなので、いけると妻が言うので、前日の夜にまこっちゃんに連絡を取りました。

妻が、昨年のクリスマスケーキが美味しかったので、それと同じような感じで誕生日ケーキとして仕上げてもらってと言うのでお願いしました。
で、メッセージは?と聞かれて、悩んだのですが良い文句が浮かばずに結局は『100回目まであと13回』と入れてもらいました。
ちょっとおもしろさには欠けていますが、ま、長生きを願っているよと言う事でいいかなと思っています。

ケーキをもらいに言ったときにまこっちゃんにも『あと13回作ってもらう事になるかなぁ???』と一応、お願いしておきました。
ケーキを包装しているときに『ロウソクはどうする?』と言うので、『87本』と思ったのですが、87本も吹き消している間に息が切れて大事があってはいけないので太いのを8本にしてもらいました。

大袈裟な事はしてないのですが、ケーキを美味しい、美味しい、甘さもこのくらいなら全然問題ないと喜んで食べてくれていたので、それなりに父は喜んでくれたのではないかと自己満足しています。

夜には私の二人の息子達も仕事が終わってからおじいさんに電話をしていたらしく、父から『さっき、貴士と竜也から電話があった』とうれしそうでした。

PS
先日、ホワイトデーに妻にチーズケーキを買って、メッセージを書いてもらったと書きましたが、何人かの方からメッセージの内容を聞かれました。
と言う事で、私を問いつめたくても聞けない方のためにも発表です。

お願いしたのは『愛してるよ』だったのですが、まこっちゃんが書いてくれたのは、『たまちゃん、愛してるよ。』でこの後ろにハートマークでした。

リヨンのスタッフの間ではこんな直球の人いてるんやと笑いネタになったそうです。

21日(火)

ワールド・ベースボール・クラシック 決勝

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝に棚ぼたのように出場した王ジャパンチームが3度目の正直と韓国に快勝し決勝にすすみました。

さて決勝の相手は世界最強のアマチームと言われるキューバ。
その中継が現在テレビで放送されています。
と言う事で現在テレビ観戦中ですので今日のご案内はもう少し後で。



やりました!!!
日本チーム、王ジャパンが世界一です!!!
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)初代チャンピオンです。

先制はしたものの今にも追いつかれそうでハラハラ、ドキドキしました。
こんなに興奮したのは久しぶりです。
8回には1点差まで追いつめられ、お腹が痛くなるような思いです。
それでも最終回に大量4点を得点をし、5点差とキューバを引き離してからはようやく少し安心してテレビ中継を見る事が出来ました。

勝利した選手の顔を見ていると野球少年の顔になっているような気がします。
長いペナントレースと違って、予選は短期決戦ですから一試合とも気が抜けない、さらに準決勝、決勝は高校野球のように勝つか、負けるかしかないわけでもしかすれば高校野球に出場していた頃を思い、高校球児の顔になっていたのかもしれません。

選手が日の丸の旗を誇らしげに掲げている姿には本当に感動しました。
王監督、選手の皆さんおめでとう&ご苦労様。

17日(金)

ワールド・ベースボール・クラシック

奇跡と言うほどの事ではないのかもしれませんが、世の中、何が起こるかわかりません。
何の事?って?
野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)です。

昨日、日本が韓国に負けた事で日本の準決勝進出はほぼ絶望的と思われていました。
日本の準決勝進出のためには、アメリカがメキシコに負ける、しかも2点以上取られてと言う事ですが、それまでのメキシコの負けっぷり、そして何より野球王国とも言うべきアメリカが負けるなどとは思ってもいませんでした。

ところが運命の神様の悪戯というのか、王監督の持つ運の強さというのか、今日の試合でアメリカがメキシコに2−1で負けたために失点率の差で日本が準決勝に進出というのです。

ヤラセではないのか?もしかすれば日本との第1戦で審判のミスジャッジがあったためにアメリカがわざと日本に準決勝の権利を譲ったのでは?などと思ってしまいます。
何しろアメリカではWBCよりも、やはりメジャリーグ戦の方が注目されているようです。
ですからアメリカの選手にとってはWBCで勝つよりもメジャーリーグで勝つ事の方が大事なのかも・・・。

以前からこの駄文でも時々触れていますが、元々私は野球やサッカーなどと言うスポーツにはあまり関心がありません。
が、国際試合であり、日本が出場するとなれば話は別です。
なんとしてでも日本代表にはがんばってもらわなくてはなりません。
ここまで来れば、実力と運を総動員してアメリカの球場に決勝戦で日の丸を高々と掲げて欲しいと願っています。

話題は変わって、実はこの間までイチロー選手が大嫌いでした。
無表情で、愛想がなく、なんやこいつと思っていました。
ところが今回のWBCに出場するイチロー選手を見ていると、なんとも言えない彼の日本チーム、いや、日本に対する、そして王監督に対する熱い思いが伝わってきます。
今回の事でいっぺんにイチロー選手のファンになってしまいました。

まずは明日の3度目の韓国戦。
イチロー選手以下日本代表選手には3度目の正直で必ずや勝利して欲しいものです。
日の丸の威信にかけて。

14日(火)

ホワイトデー

一昨日のテレビでタレントがポーランドの家庭に滞在して、チーズケーキの作り方を教えてもらうという番組を放送していました。
ポーランドではチーズケーキは母から娘に伝える家庭の味、お袋の味と言われているそうです。

番組を見ていると焼き上がったばかりのチーズケーキがとても美味しそうで、妻と二人で『うわぁ!美味しそう!たべたい!』と言っていたのですが、晩ごはんも食べたあとで時間も遅くなっていたので、さすがに買いに行く事はしませんでした。

ところが昨夜、妻がまだチーズケーキを諦め切れていないようで、ボソッと『チーズケーキが食べたいなぁ』と言っていました。

ケーキと言えばまこっちゃんの『リヨン』です。
と言う事で、今朝、妻に内緒でまこっちゃんの携帯電話に時間が出来たら電話をくれるようにメールをしておくと、程なく電話が。
十番丁のお店に居るという事で買いに行くから用意をしておいてって頼みました。

まこっちゃんが『メッセージを入れられるけどどうする?』というのでメッセージもお願いしました。
この駄文は妻も読んでいるので、メッセージの内容はここでは伏せさせて頂きますが、まこっちゃん曰く、メッセージを書いているときに一緒にいたスタッフ同士で笑ったとか・・・。

今日はホワイトデーと言う事で、バレンタインデーのお返しに、『タマちゃ〜ん!今日はチーズケーキを持ってかえるよ〜!待っててね。』

10日(金)

スパゲティ

34,5年前、高校生の頃にお小遣いをもらってちょっとリッチな気分の時には友人達と喫茶店に入ってスパゲティを食べました。

私が知っていたスパゲティは『ナポリタン』と『ミート』。
ただ、ナポリタンスパゲティは洋食を食べに行くと野菜などと一緒に少量ですが添えられている事が多く、個人的にスパゲティとして食べるときはミートスパゲティを食べるのがちょっとカッコイイと思っていました。

こうした学生の頃の経験もあって私にとってスパゲティと言うのはオヤツとまでは言わないものの、本当に軽食と言うイメージです。
ですから現在テレビなどで良く目にするスパゲティの紹介に、若い人、特に若い女性がどうしてスパゲティに高いお金を払って、食事として食べに行くのか不思議です。
もっとも若い人は『オシャレ』と言う言葉に敏感ですから、スパゲティを『パスタ』と言って、今はもう死語なのかもしれませんが『イタメシ』などと言いながら食べるのが若い人たちにはカッコイイのかもしれません。

さて、毎日の犬の散歩で歩いている途中にスパゲティの専門店があります。
正直なところ外観や大きなガラスから見える店内は私には少なくともオシャレなデザインとは言えないお店です。
(もっとも私のような年配者の感覚ですから、若い人にはこのデザインがいいのかもしれません)

毎日、朝と夜にお店の前を通るのですが結構お客さんは入っています。
特に夜の散歩は仕事から帰ってきてからですから、このお店の前を通るのは早くても9時半ごろ、遅いときは10時を過ぎる事もあるのですが、その時間でも何組かのお客様が入っている事が多いんです。
ほとんどが若い女性で、たまに若い男性を見かけますが、それも女性とのカップルです。
つまり私のようなおじさんには縁遠いお店です。
おまけにスパゲティに対して高いお金を払ってまでは・・と思っているのですから、毎日前は通るもののお店に入る事など考えもしませんでした。

一週間ほど前インターネットをしていて和歌山の食べ物屋さんの紹介を見ていると、このお店の事が書いてありました。
さすがに専門店だけあって、シェフは自分の料理にこだわりを持っているようですし、こう書かれている上に、いつも目にするたくさんのお客さんを見ていると気になります。
もう一つ気になったのがお店の名前です。
看板には『t'n market 』と書いてあるのですが、これってどう発音するの?
『トゥン マーケット』?『ティーズ マーケット』?
正解は『ティン マーケット』らしいです。

ネットで調べた限りではお昼のランチは私たちでも行けそうなお値段だったので、さっそく昨日妻と行ってきました。
お店は自宅から近いので歩いて行けるという手軽さも行く気になった理由の一つでもあるのですが・・・。

お昼の1時を過ぎて、もうそろそろお昼時が終わるからお店も空いてくるかなと思い行ったのですが、お店にはいると若い女性のグループでほぼ満席です。
それでも幸いにもテーブルが2つ空いていたのですぐに座れたのですが、私たちが座って程なくもう一組が来て、お店は完全に満席。

他のお客さんは若い女性ばかりで、なんだか中年夫婦には場違いのようで少し恥ずかしかったのですが、それでも『スパゲティ』ではなく専門店の『パスタ』なるものを経験してみようと言う好奇心が勝ります。

さて、いざ注文という段になって、サラダとパンが付いたランチセットをお願いしたのですが、メインのスパゲティは10種類以上もある中から好きなものを選べるようになっていました。
しかし、何しろスパゲティと言えばナポリタンとミートしか知りませんから、わからないときは聞くのにかぎると、お店の人におすすめをお聞きすると、名前は忘れたのですが、茄子の入ったスパゲティが良く出るとの事でそれにしました。

やがてサラダとパンが運ばれてきて、少し遅れてメインのスパゲティが来ました。
私の前にお皿を置いてくれたのですが、少し食べやすい位置に動かそうとお皿を持つと、お皿が温かいんです。
スパゲティが冷めにくいようにお皿を温めているのですが、こう言ったところにもシェフのこだわりがあるのでしょう。

さて味の方ですが、かなり美味しくいただけました。
と言うか、スパゲティという料理の本当のおいしさはどのような基準で判断するのかはわかりませんが、とにかく私の舌には美味しく食べる事が出来、また来てみようと言う気持ちになりました。
また来たいと思う気持ちの強さがおいしさの基準だと私は思っています。
今回食べた以外にも色々な種類のパスタがあったので、また違う種類のパスタを食べに行こうと思っています。
ただ、もう30分ばかり遅く行った方が、ゆっくりと出来るかなと思いました。
やはり若い女性がいっぱいいると、良く言うと賑やかなんですが、少し騒がしかったので、
ゆっくりとしにくかったです。

ちなみに妻が支払いをしていると奥からシェフがわざわざレジのところに顔を出して、お礼を言ってくださったそうですし、女性のスタッフの方も出口のドアのところまで来てありがとうございましたと言ってくださったそうです。

そして私は一足先に外に出て何気なくお店の看板を見ていると、看板に書かれたお店の名前の下に小さい字で『スパゲティ』の文字が。
やっぱり『パスタ』ではなくて『スパゲティ』なんだとちょっとうれしかったです。

日(火)

心機一転?

先日、本日の入荷のご案内を送信したところ、ある方から折り返すように返信をいただきました。
内容は『 だんだん、年こいてきてるような。もっと毒のある文、キボン 』でした。

確かに駄文として書くようになってからは私の個人的なネタばかりで、サイトを始めた当時に書いていた『日記』とは内容が大きく違います。
そう言えば日記を書いていた頃は色々とご賛同いただいたり、お叱りをうけたりお読み頂いている方からの反応が良くありました。
それ比べて今のような内容になってからは奥様にお読み頂いているというお話しはお聞きするのですが、今ひとつ皆様からの手応えを感じる事がなくなりました。

ま、そりゃそうですよね。
私の個人的な出来事にいちいち関わっていてもしょうがないですよね。
と言う事で、これからはたまには私の偏った考えなども書いてみようかなと思っています。
お叱りを受ける事を覚悟で・・・。
(そう言えば、前回お叱りを受けたのは子供さんに当店の個人情報保護法の取り扱いについて質問されたときの駄文でした。)
あくまで私の個人的見解であり、賛同してもらおうと思いませんし、逆にお前の考え方が気に入らないから殴るぞと言われても困るのですが、賛否があるほうが皆様からの反応を感じる事が出来て、書いている私も楽しいと思うんです。

と言う事でこれからも皆様のお声をお待ちしています。

4日(土)

誕生日

今日は私の長男の誕生日です。

妻の妊娠を知ったときに初めての子供は男の子が欲しくて、ずっと願っていました。
当時は今のように産まれる前に男女の告知が一般的ではなく、妻がお世話になった産婦人科では教えてくれませんでした。

産まれるまでに色々な方にお会いすると皆さんが妻の顔を見て『男の子が生まれる』『女の子が生まれる』とそれぞれに自信ありげにおっしゃいます。
何でも男の子が生まれるときは妊婦さんの顔つきがきつくなるとか、女の子の時は優しくなるとか言って、妻の顔を見てはそれぞれに意見が違います。

男の子が欲しいという希望も出産が近くなるにつれて、とにかく男でも女でも母子共に健康であればいいと思うようになったのですが、それでもちょっぴり男の子誕生への望みも捨てきれずにいました。

出産予定日の一ヶ月前に妻は実家に帰り、遠いという事もあって私は彼女に付いている事も出来ずに、出産に関してはすべて義母に任せっきりでした。

3月4日の朝、店に出てくると朝の9時頃に義母から電話がかかり、『無事産まれたよ。
男の子だったよ』と言われ、思わず『ヤッター!!!』と叫びました。
後日義母から『あのときのヤッターという声はすごかったよ』と冷やかされました。

電話をもらった3月4日は火曜日だったので、4日、5日と仕事を済ませて、5日の水曜日の夜、仕事を終わってすぐに妻の実家まで車を飛ばしました。

明け方に妻の実家近くに着いたのですが、ようく考えたら妻が入院している病院の名前はわかっていたのですが、場所がわかりません。
ウロウロしていると消防署があったので、病院の事ならわかるだろうと場所を教えてもらい、早速目指す病院へ行ったのですが、時間が早すぎて入れそうにありません。

車の中で時間を潰してようやく病院に入る事が出来たのですが、赤ちゃんとの面会は時間が決まっているとの事ですぐには会う事は出来ませんでした。

面会時間になりようやく我が子に会った第一印象は・・・。
正直言ってもう覚えていません。

どうやら私には『男の子である』と言う事が一番大事だったのかもしれません。

昨夜、妻に『誕生メールでも送ってやったら?』と言ったところ、妻が『いやよ。私の誕生日にも、母の日も何も言ってこないのに』。
う〜ん・・・。こうなるとやはり女の子の方が良かったのかも・・・。
それとも育て方を間違えたか・・・。

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