下に行くほど、古くなります。

2007年 1月

 

27日(土)

たこ焼き器

『関西人の家にはたこ焼き器が必ずある』とよくテレビなどで言っていますが、我が家にはないので『必ずとちゃうわ!』とテレビに突っ込みを入れていました。

が、先日のお休みに買ってしまいました。
たこ焼き器。

とにかく面倒くさがりの夫婦ですので、わざわざ家で焼かなくても出来たのを買えばいいやんと、今まではたこ焼き器に興味がありませんでした。
ところがホームセンターに買い物行ったときに色々と見ていた妻が急に立ち止まって『たこ焼き器買おうか?』。
エッ???どういう風の吹き回し???

目の前には電気式のたこ焼き器が陳列してあったのですが、私が『電気式だと熱量が頼りないからうまく焼けないのじゃないか?カセットコンロで使えるたこ焼き器の方が良くない?』と言うと『他に置いてないかなぁ?』。
そこの棚は目玉商品のコーナーで陳列していたのは電気式だけだったので台所用品のコーナーを見に行きました。

ありました。
カセットコンロに載せるタイプのたこ焼き器が。
油引きやたこ焼きを返す針(?)なども買って、帰りにスーパーで材料を買って・・・。
ン???
普通にたこ焼き屋さんでたこ焼き買った方がはるかに安いじゃん。
ま、いいか。

家に帰って早速準備です。
たこ焼き器は一度油をなじませるのに油をひいて、クズ野菜を入れて焼きます。
その間に妻は材料の用意。
なんだかタコが大きすぎるような気もしますが妻の『こんなもんよ』に私は『はい』で問題解決。

さて、準備万端、いよいよ初たこ焼きです。

いやぁ、難しいです。
焼けたたこ焼きを返すのは。
うまくボール状にならなくて、かたちが崩れてしまいます。
どうやら欲張り夫婦は具を入れすぎるようです。
タコ、細かく切ったキャベツ、ネギ、紅ショウガ、天かすと入れるのですが、どうしても溢れるほどに入れてしまいます。

かたちは悪いですが、焼きたてのたこ焼きはカリカリっとしていて、具が一杯詰まっているので食べ応えがあっておいしかったです。
ちょっと嵌りそうです。
ってか、掛けた元手(?)を取り返すためにもしっかり作らなくては。
そのうちうまく焼けるようになったら店で売ろうかなぁ・・・。

26日(金)

宮崎県知事 そのまんま東

驚きました。
私以外にも驚かれた方も多いのではないでしょうか?
タレントの『そのまんま東』氏が宮崎県知事に当選してしまいました。
でも、よく考えれば横山ノック氏、青島幸男氏、田中康夫氏、少し系統は違いますが、石原慎太郎氏とタレントを含む有名人の知事は今までも登場しているので特別な事ではないのかもしれません。
それに国会議員にもこの人なら私の方がマシじゃない?と思われるような有名人であると言うだけと思われる人も多数います。
新聞の記事などによるとそのまんま東氏は大学や立候補前にかなり地方自治に関しての勉強をされたという事ですので今後の手腕に期待します。

ただ、早速東氏の揚げ足取りとも言うべき事態が起こったようです。
そのまんま東氏の後援会サイトに当選のお礼を載せたところ公職選挙法に抵触するという事で、宮崎県の選挙管理委員会から指摘を受けたというのです。

公職選挙法では自筆以外での当選のあいさつ目的で文書図画を頒布や掲示することを禁じていると言う事で、サイトに載せる事は文書図画への掲示となるそうです。

私の疑問はまずこの法律。
自筆が良くて、印刷やサイトでの掲示がなぜダメなのか?
当選のお礼をあらゆる方法で述べる事がなぜ悪い事なのか?

「東を県政に送ることができました。心より御礼申し上げます」と言う文言を記載していたらしいのですが、どこがまずいのか私にはわかりません。
後援会では指摘を受けて即座に削除したという事です。
これだけインターネットが普及した時代に当選のお礼も書けないような法律は改正しても良いのではないかと思います。

もう一つの疑問は宮崎県選挙管理委員会の行為です。
今まで数多くの国会議員なども自身のサイトにお礼を載せていたという事実があるのに、なぜそのまんま東氏が指摘を受けたのか?

私は意地悪で下衆の勘繰りが大好きなので敢えて言うと、宮崎県の県政者の中にそのまんま東氏の当選を快く思っていない人が多数いるのではないでしょうか?
すでに県議の中にはあからさまに批判をしている人もいるようです。

和歌山県と同じく宮崎県も知事の談合関与と言う事で知事選挙が行われました。
前知事時代においしい思いをした人は新知事が再びおいしい思いをさせてくれるかどうかが最大関心事でしょう。
為政者とその取り巻き連中が得をする政治を止める可能性のある人が知事となるわけですから、おもしろくないと考える人もいると思います。
田中康夫氏が知事になったときにも名刺を破って問題になった人がいましたが、公人という立場なのですから自分の利益よりも県民の選択を冷静に判断して欲しいものです。

政治の世界は清濁併せ持つと言われます。
確かにきれい事だけでは政治は行えないと思いますが、それでも和歌山県の新知事もそのまんま東氏も一部の人の政治ではなく、県民のための政治をして欲しいと思います。

19日(金)

♪ 幸せなら手をつなご ♪

少し古いお話しですが、昨年末ネットをしていておもしろい記事を見つけました。

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[ニューヨーク 19日 ロイター]米研究によれば、幸せな結婚をしている女性が、ストレスを感じた際に夫の手を握ると、ストレスが即座に解消されることが、脳のスキャンではっきりと示されるという。
研究は、結婚生活が良好と見られる16組のカップルを対象に、神経科学を専門とするバージニア大のジェームズ・コーン博士らが行った。
同博士は、ロイターに対して、夫の手を握るという行為が女性のストレスの程度に与える影響の大きさに驚いたと話す。同博士は「関係が良好であれば、傷が早く癒え、病気になる頻度も低く、長生きすることは、これまでにも分かっていた。
しかし、親密な関係が精神面に及ぼす利点を量的に測ったのは、今回の研究が初めてのことだ」としている。
研究は、「サイコロジカル・サイエンス」誌12月号に掲載された。
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どうです?
ご結婚されている読者の方。
奥様と買い物に行くときお互いに手をつないで歩かれていますか?
この駄文をお読みいただいている奥様もいらっしゃるという事ですので、ご主人と手をつないでいますか?

研究の対象が16組という事でサンプル数の少ないのが気になるのですが、それでもスキンシップの大切さは昔から言われています。
そもそも日本人はスキンシップが下手だと思います。
確かに最近の若い人のように電車の中や、道端で人目をはばからずキスをするというのは行き過ぎだと思うのですが、手をつないで歩くくらいはしてもいいのではないかと思います。

また親子の間でも、特に子供が小さい頃の母親によるスキンシップは何よりも大切と言われます。
小さいお子様をお持ちのお母さんは手をつなぐだけでなく、一日に一回は必ずお子さんを抱きしめてあげて欲しいと思います。

さて、偉そうな事を書いている私?
近所のスーパーなどに行くときに私が手をつなごうとすると拒否されます。
近所のスーパーだと知り合いに見られるから恥ずかしいというのです。
と言う事は、知り合いに見られなければつないでも良いと言う事ですよね。
で、誰にも見られる心配のない寝るときに毎晩手をつないで寝ています。
もしかすれば妻と手をつないでストレス解消出来ているのは嫁コン(嫁さんコンプレックス)である私の方かもしれませんね。

あっ。そうそう。もう一つ肝心な事。
『幸せな結婚をしている女性』と言う事ですので、これを理由に拒否されるときはご主人は猛省を。
でないと余計に奥様はストレスをためてしまうかも。

17日(水)

老眼

商売を長く続けさせて頂いていると当然長いお付き合いのお客様もたくさんいらっしゃいます。
5年、10年のお付き合いという方は数知れず、20年以上、中には30年以上という方もかなりいらっしゃいます。

初めてお見えになったときは『いらっしゃいませ』のご挨拶だけだったのが、何度かお顔を拝見している内に『毎度ありがとうございます。』『いつもありがとうございます』。

さらに親しくお話しをさせて頂くようになると模型の話だけでなくお仕事の事やご家庭の事など様々な話に花が咲きます。

よくお話をするようになったのが高校生の頃だった方も今は40代のお父さんになり、当店に通って頂けるようになった頃にご結婚された方のお子様がご結婚されたりと、時間の流れを感じます。

さらに時間を感じるのは年を重ねる事による身体の変化です。
私も含めて皆さんが一番落ち込んでいると言うか、気になっているのが眼です。
いわゆる『老眼』。

若い頃は細かいものも難なく見えたのが、40代にはいると年々見にくくなってきます。
模型製作には致命傷と言ってもいいかもしれません。

見えにくくなっていても最初は老眼と思わず、いえ、思いたくなくて細かいものも無理に見ようとして余計に疲れてしまいます。
ある日観念して、老眼鏡のお世話になり、やがてはルーペも併用し重装備で模型製作となります。

もちろん私も老眼になって見えにくくなって久しいのですが、私なりの製作時の心得を決めました。
『他人がなんと言おうと自分の目で見えない物は自分のやり方でOK。
塗り残しがあろうが、はみ出しがあろうが、バリがあろうがOK。
だって、自己満足で作ってるのだから』と居直っています。

さて、当店の常連さんのH中さん。
先日縦長のきんちゃく袋のような布製の袋を持ってきました。
『これ、その辺に置いといて』と言って店先の空いているフックに吊りました。
なんと中身は老眼鏡。老眼鏡のキープですって。
当店に遊びに来たときに、商品を見たり、完成品を見たりするときに老眼鏡を持ってくるのを忘れて見にくい事があるのでと100円ショップでわざわざ買ってきたそうです。

こうなると当店も貸し出し用の老眼鏡を置かないといけないのかなぁ?と考えさせられます。

13日(土)

駄文の常連化しつつあるA田さん

先週金曜日、午後6時過ぎに常連のSちゃんから電話がありました。
『ちゃん』といってもSちゃんは女性ではありません。
それどころか、まさに『ゴツイ』という言葉がぴったりの方です。
が、風貌に似合わず(?)彼の作品は当店の常連さんの中でも5本の指に入るほどの腕前です。
もっともその風貌から常連さん同士の間では『前足で上手に作るなぁ』と評判です。

アッ。今日のお話はSちゃんのことではありません。

Sちゃんが電話で『今、テレビのニュースを見ていたら、A田先生がえらいことになったでぇ』。
A田先生というのはこの駄文でも何度か登場していただいた弁護士のA田さんのことです。

『ニュースで』や『えらいことになった』という言葉からまず私の頭に浮かんだのは、弁護士という職業柄何か事件や事故に巻き込まれた?

続けてSちゃんが『前の和歌山県知事の談合問題で・・・』。
ここまで聞いた私は今度は、A田さんが談合に関係して捕まった?
だって、最近は弁護士でも悪いことをして捕まる人がいるから・・・。

で、結果は前の和歌山県知事の談合問題で、新知事が談合防止委員会を結成しその委員の一人としてA田さんが就任したということでした。

ということで、事件や事故に巻き込まれたわけでもなく、逮捕されたということでもないと聞いて一安心です。
(A田さん。一時的とは言え、疑ってスマン。)

ところがさらにSちゃんが『アニキ(彼はいつも私をこう呼びます)。
ええか。タメ口でしゃべるのもたいがいにしとけよ。A田さんは知事から任命されるような偉い人やで。』と、くぎを刺されました。

が、ここで堪えていないのが私です。
早速A田さんにメールです。
『おめでとうでいいんか?』の書き出しで、就任のお祝い(?)とともにますます忙しくなるだろうけど疲れたら息抜きに遊びにおいで、と書いたところ早速翌日ご来店。

色々と話をしたのですが、Sちゃん、やっぱりタメ口は治れへんかったわ。
ちなみに今日の駄文のネタに使うことはA田さんの了解は得ています。

最後にA田さんへ。
ますます時間がなくなって忙しいと思うけど、ゴルフの時間は削っても模型の時間は減らさないでね。ストレスが溜まったらいつでも遊びにおいで。
エッ?なに?和歌山模型に行ったら私の相手で余計に疲れるってか?

6日(土)

安藤百福氏

チキンラーメンの生みの親である安藤百福氏がお亡くなりになりました。
96才だったそうです。
台湾出身の安藤氏が考案したチキンラーメンを初めとする様々なインスタントラーメンは日本の国民食、いえ、今や世界の地球食(?)と言っても過言ではないほどに世界中で食べられています。

昨年12月23日の駄文にチキンラーメンの事を書きました。

暮れの駄文でも書いたように色々な新しいインスタントラーメンが発売されていますが、私は未だにチキンラーメンを超えるインスタントラーメンはないと思っています。
私にとっては今でもチキンラーメンは一番のインスタントラーメンです。
安藤氏の考えたチキンラーメンは飾り気のない本当に素朴な味です。
素朴な味ですが、完璧な味という事でしょうか。

チキンラーメンが世に送り出されてから来年で50年、半世紀になります。
願わくば安藤氏がもう一年生きておられたら・・・と思います。

安藤百福氏のご冥福をお祈りいたします。

3日(水)

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
今年も相変わりませずお付き合いの程よろしくお願いいたします。

さて、早くもお正月も3日目となりましたがいかがお過ごしでしょうか?

私は大晦日には恒例の棚卸をしました。
毎年、棚卸は二人の息子に手伝ってもらいます。

とりあえず私は12月の28,9日頃から細かいものをお客様のいらっしゃらない合間を見て数えるのですが、今年はどうした事か全く数える事が出来なかったため大晦日の一日で棚卸をする事となり、場合によっては出来なかった分は元旦からしなければならないかと思っていました。

妻も『どうするの?』と言って心配顔でしたが、横から息子二人が声を揃えて『おかん。何言ってんの。オレら何年やってきたと思ってんの。和歌山模型の棚卸のプロやで。プロ。わかってる?伊達に十年近くもやってないで。』
そう言えば子供達が中学の頃から手伝ってもらってます。

心配していても仕方ないので、とりあえず9時過ぎからはじめ、途中昼食時の20分程以外は休憩も取らずに二人の息子達もがんばってくれました。
おかげで予想を遙かに上回り、5時過ぎには終了しました。

ところで当店の棚卸表はメーカー別、価格別で在庫を調べます。
A社の○○円が××個、B社の△△円が◎◎個というように調べます。
息子達は二人でペアを組み、一人は棚の在庫を数える役、もう一人は記録表に数を記入する役で仕事をしています。

『ハセガワ、1000円、2個』『ハイ』、『アオシマ、2500円、3個』『ハイ』、『フジミ、2000円、1個』『ハイ』、
『シュンサク、3000円、1個』『ハイ』

ン???シュンサク???なんや?
勘のいい方はおわかりでしょう。
そうです。タミヤの事です。
彼らは彼らなりに楽しみながら作業する方法を見つけているようです。

こうして今年も無事棚卸を終える事が出来ました。
貴士、竜也、ありがとう。

おかげさまでお正月はゆっくりと食っちゃ寝、喰っちゃ寝のお正月でした。

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