下に行くほど、古くなります。

2007年 3月

 

31日(土)

またまた、A田弁護士

昨日夕方次男から電話がかかってきました。

『さっき見慣れない電話番号で携帯に電話がかかってきていきなり「出会い系サイトに登録されましたよね」って。覚えがないから「はぁ?してないわ!」って言ったら、住所を言い出して「そう言う態度に出るのだったら月曜日に行きます」って言うし、住所も合ってるから気色悪くって』。
私が念のため『本当に登録したことに身に覚えがないんやな?』と言うと『ない』と言い切るのでそれなら放っておこうと思ったのですが、相手がこちらの正しい住所を言ったと言う事で私も気になります。

さて、こんな時のA田弁護士さんです。
早速A田さんの携帯に電話をしたのですが、出ませんでした。
(いや、もしかしたら私からの電話という事でわざとでなかったのかも・・・)
ま、そのうちにかかってくると思っていたところ、程なくA田さんご来店。
てっきり私の電話に応じて来たのかと思って『電話見てくれたんや』と言うと『えっ?』。
たまたま、遊びに来たようです。

たまたまでも何でも良いからちょうど来てくれたので事情を説明すると『放っておいたらええわ。行く行くって言って来た試しがない』。
と言う事で問題解決。
ただ、『念のため言っておくけど、向こうが住所も言っていたと言う事でもし万一押しかけて来たら警察を呼んだらいいから』とアドバイスをもらいました。

そう言えば前にも一度次男が携帯のサイトをクリックしてしまってA田さんに相談した事がありました。
これで2回目の相談と言う事で相談料が滞納となっていますが、相談料は直接次男から受け取って下さい。A田弁護士さん、よろしく。
次男は私よりも稼ぎが良いようですから。

いやぁ、しかし身近に弁護士さんが居るっていうのは良いもんです。

30日(金)

品質

昨日ミスタードーナツを食べました。
二ヶ月ほど前にも食べたのですが、その時に何となく昔のミスタードーナツに比べて味が落ちているような気がしました。

フランチャイズのお店では店舗によって味が違う事があるので、今回は前回と違うお店で買いました。

やはり昔食べた味と違うような気がします。
年のせいで舌の好みが変わったのでしょうか?
それともやはり味が落ちているのでしょうか?

粉っぽい感じですし、油も何となく古い油臭さを感じます。
値段は昔とあまり変わっていないようですが、物価上昇分を品質を落とす事でカバーしているのでは?と勘ぐってしまいます。

そう言えば、100円ショップも最近は魅力を感じなくなりました。
100円ショップができはじめた頃は『エエーッ!これが100円!』と思うほどの品質の製品が多かったように思います。

最近はあと10円か20円足せばまともな物が買えるのでは、と思うような製品が増えてきているように思います。
しかも100円ショップの店内には200円、300円、時には500円の値札が付いた物まで置かれるようになりました。

最近の製品を見ていると低価格ばかりを前面に押し出して、品質がなおざりにされているように思います。
以前にもこの駄文で書きましたが、100円ショップで買ったボールペンがインクの入っている軸を黒い軸にし、インクの量を見えなくして少量のインクしか入っていないし、おまけに書いた字が色あせて消えていくという詐欺まがいの製品すらありました。

そう言えば安全も低価格の前に捨てておかれているような気がします。
先日の飛行機の前輪が出なかった事故、その前にはスキーバスの事故、運転手の過労から来るトラックによる事故なども安全よりも低価格が優先された結果ではないかと思います。

自動車も最近はリコールが多いような気がします。
これも低価格競争の弊害が出ているのではないかと思います。

確かに値段は安いに超した事はないと思いますが、それは一定の品質なり、安全なりが備わっていての事ではないでしょうか。

27日(火)

長男

金曜日の夜に長男が帰ってきました。
東京のコンピューターソフト会社に勤めているのですが、数週間前から堺市のお客様の仕事をする事になり、ゴールデンウィーク頃まで堺で仕事をするそうです。

今回は和歌山に用事があったので金曜日の仕事を早めに終えて(普通は夜の10時、11時頃まで仕事をしているらしいのです)午後10時半頃に和歌山に帰ってきました。

普段は月曜日の早朝に新幹線で東京を出発し、金曜日までビジネスホテルで泊まりながら堺のお客様のところで仕事をして、金曜の夜か土曜日に東京に帰るそうです。

交通費や宿泊費は自分で買って領収書で精算するそうで、基本的には仕事に間に合うように好きな時間の電車に乗って、泊まるところも決められた上限費用の範囲内で自分で決めるそうです。

それにしても交通費と宿泊費で一人当たり結構かかるのではと思い、長男に『何人くらいで来てるの?』と聞きました。
素人考えで4,5人まで、多くても10人はいないと思って。

『最初は100人くらいだったけど今は半分くらいかなぁ。』
思わず『エッ?100人って?』と聞き直しました。
それだけの社員が一斉に大阪に来てしまったら、会社の機能はどうなるのと思い、今の会社の社員って何人?と聞くと『2,500人くらいらしいわ』。
私が思っていた以上に大きな会社のようです。

それに100人もの社員が移動するってすごい費用です。
東京から堺までの往復交通費が3万円くらいで、一泊が5,000円X4泊で2万円として1週間で一人当たり5万円X100人で500万円。
エーーーーッ!
徐々に人は少なくなっていくのだろうけどこの費用だけでもすごい金額です。

それにしてもお客様もわざわざ東京から呼ばなくても、大阪で頼むところがなかったのかなぁ?
そうすれば費用も安くなると思うのだけど・・・。
それとも長男が勤めている会社でないと出来ない仕事だったのか・・・。

夜遅くに会社への報告書をノートパソコンを使って書いていました。
それをネット通信で会社に送っていましたが、何やら難しそうな事が書いてあったので、横目でチラッと見て知らん顔をしていました。
だって、あんなのを見て仕事の話を聞いても理解不能のような気がしてそれを見透かされたら親の威厳をなくすような気がしましたから。

24日(土)

米寿

昨日私の父が88回目の誕生日を迎えました。
米寿です。

10日ほど前に妻が子供達に『もうすぐおじいちゃんの誕生日やけど覚えてる?特に今年は88才の誕生日で米寿と言って特別におめでたいとお祝いする誕生日やから、せめておめでとうの電話くらいしておきなよ』と伝えていました。

3日ほど前に次男から妻に電話が入りました。
『お母さん、おじいちゃんに備前焼のコーヒーカップでも贈ろうと思うんやけど、それでええかなぁ?』。
現在次男は仕事の拠点は広島なのですが、岡山のお客様の仕事をしているので岡山に常駐していて、岡山と言えば備前焼と思ったようです。

妻が『竜也、でも備前焼って高いし、コーヒーカップはおばあちゃんが良いのを持っているし、デザインの好みもあって選ぶのが難しいで。
おめでとうって電話をしてあげるだけでおじいちゃんは喜ぶから電話で良いよ』と言ったところ次男が『うん・・・。でも、もう百貨店に来てるねん。
それに米寿のお祝いやから使おうが使わなかろうが何か形に残るものをあげたいねん。それなら湯飲みにしようかなぁ』と言うので妻も『うん、それの方が良いわ』とアドバイスをしたそうです。

さらに次男が『それにしてもお母さん。備前焼って高いわぁ。ボクね百円ショップにちょっと足したくらいで買えるかなって思ってたんよ。なんのなんの。0の数読み間違えたらエライ事になるで。目玉が飛び出そうやで』

竜也くん。
いくら何でも百円ショップを比較対照とするには無理が大きすぎる。
もう少し世の中の物の値段をしっかり研究しようね。
しかも百円ショップが基準ではなく。

昨日の昼に父から電話がかかってきて、『竜也からエライいい備前焼の湯飲みが届いたんや。』と報告がありました。
良い柄だとか、高かったと思うとか、孫からもらった事を自慢げにうれしそうにひとしきり話が続きました。
黙って聞いていると延々と続きそうなので途中で、『スマン。お客さんが来たわ』と電話を切りました。

一方、長男は堺で仕事をしているという事で、昨夜突然帰ってきました。
今朝から長男に『竜也が備前焼の湯飲みをおじいちゃんにプレゼントをしたんやて』と言うと、『えぇーー!竜也かっこええ!!!。うーーん・・・。
イヤ違うねんて。年寄りってのはね、孫の顔を見せてやるのが一番喜ぶねん。
オレはおじいちゃんのご機嫌伺いに行ってくるわ。』
と言いつつも少しは、兄としてのプライド、弟への対抗意識をくすぐられたようです。

たぶん今日は何かプレゼントを持っておじいさんを訪ねていく事でしょう。

貴士、竜也、ありがとう。
おじいちゃんもすごく喜んでるよ。
確かに貴士の言うとおり一番うれしいのは君たちの顔を見られる事、声を聞ける事だと思います。
これからもおじいちゃん、おばあちゃんの事を忘れないようにして下さい。

23日(金)

胃腸検査 その2

先週の駄文で胃カメラによる検査を受けた事を書きましたが、その時に血液の検査と便の潜血検査もしました。
ただ、血液検査と便の潜血検査の結果は後日という事で昨日結果を聞きに行ってきました。

その前に、今朝一番に当店がお世話になっている問屋さんの担当者であるKさんから仕事の事で電話があり、その話の流れで駄文の内容にまで話が及んだのですが、彼に『もうウ○コの話はええで』と釘を刺されたのですが、一方で昨日夕方には超遠方常連、T市のY本さんからお電話をいただき『駄文で調子が今一つって書いてあったけどどう?』とご心配いただきました。

と言う事でKさんの要請を却下とし、こんな私でもご心配いただいている皆様に結果のご報告です。

結論から言いますと、血液検査ではコレステロール値が少し高いだけで、他は肝臓、膵臓などの数値も、腫瘍マーカーの数値も心配ないという事でした。
また、Kさんご期待のウン○検査の潜血もマイナスで異常がないと言う事でやれやれでした。

と、検査結果上では問題はないのですが、2日前ほどにまた下痢状態になりました。
で、先生にそのことを言うと『食べ過ぎてない?』。
そう言えば胃カメラ検査で安心した翌日から急に食欲が出て、それまでの1.5倍くらいは食べていました。
先生に『薬も出しておくけど、食事量も少しは考えるように』と言われました。

ところが、やはりダメですねぇ。
検査結果は朝一番に聞きに行ったのですが、お昼ご飯もお腹がはち切れそうなくらい食べ、晩ごはんも久しぶりに少しお酒を飲みながら食べた後に、お茶漬けを食べて、デザートにアイスクリームを食べて・・・。
仕上げにもらった胃薬を飲みました。

今日こそは晩ごはんをもう少し減らそうっと。

20日(火)

議員様

もちろん私ごときが世の中のものをすべて知っているわけではないので色々と新しい事を見たり、聞いたりすると感心したり、驚いたり、場合によってはガッカリしたり。
それがおもしろいから人間には知識欲というものがあるのでしょう。

500mlの水が一本5000円。
これは驚きました。
こんな高価な水があるとは知りませんでした。
本当に世の中には本当にすごいものがあるものです。

で、こんな高価な水ってさぞや何か特別な事、たとえば高級料理とか高級なお酒の水割りなどに使うのかと思いきや、日常の飲用だとか。
どんな金持ちが飲んでいるのか?
マイクロソフトのビルゲイツ級の金持ちが日本にもいるのか???

と思ったら、我が国の大臣殿が愛飲しているそうで、しかも一日に3,4本飲むとか。
この大臣殿曰く『今は水道の水を飲んでいる人はいないでしょう』。
これにはあきれたと言うより、人間性の出来ていない私は真剣に腹が立ち、胸ぐらをつかんでやりたい気持ちになりました。

なんやっ??? こいつは???
お前みたいなヤツが為政者として大きな面下げて大臣をしている。
何やねん!!!この国は!!!


議員が職員を恫喝する。
地方自治ではよくある話のようですが、国会議員でもありました。

懇意の企業の借金返済に便宜を計るように省の職員に依頼し、その時の文句が『殺されたいのか』『月夜の晩ばかりじゃないぞ』。
確認しますが、言い放ったのはヤクザではないですよ。
国会議員のセンセイです。

再び。
なんやっ??? こいつは???
お前みたいなヤツが為政者として大きな面下げて国会議員をしている。
何やねん!!!この国は!!!

選挙の時だけ『お願いします。お願いします。』の連呼はしているけれどきっと後ろ向きでは舌を出して『べぇーーーー』としているのでしょう。
窓から手を振っているときは満面の笑みでも、黒塗りガラスにした選挙カーの中で見えないところではふんぞり返っているのでしょう。
たぶんこいつらの根性は時代劇に出てくる悪代官そのままではないのかな。

ねぇ。みなさん。
確かに頼まれて投票という事もあるとは思いますが、少しは考えて投票しませんか?
しがらみや特定への利益誘導にも限度があると思うのです。
こんなヤツが国会議員で、大臣でいいんでしょうか?
それこそ子供達にどう説明すればいいのでしょう?

東国原宮崎県知事のように素人っぽい人でも、今までにない何かを期待させてくれそうな人がもっともっと出てきて欲しいなぁ。
それで良くなるか、悪くなるかはわからないけど、今のままで本当に良いのかと考えてしまいます。
よくなればもちろんそれで良し。
悪くなったなら、次の選挙でまた選べ直せばいいじゃないですか。
そのための選挙だと思うのですが。

16日(金)

胃カメラ

ずいぶん前から胸ヤケがしたり、吐き気まではいかないのですがムカムカしたりおまけに所々お腹がシクッ、シクッと痛む事がありました。
気のせいか何となくお腹もはった感じがします。

そんな事が続いていたある日、日ごとに便が軟らかくなってきました。
最後にはとうとう水便のようになったので、これは一大事ととりあえずお昼を絶食、その日の夜はお粥を食べ、翌日もお昼はパン、夜はお粥と消化の良さそうな食事にしたところ何とか軟便になりました。

そんな時ちょうどいつもの『きのしたクリニック』に行くついでがあったので院長にお腹の調子が悪い事を伝えて、胃薬をもらう事にしました。
院長がお腹に聴診器をあてて、『だいぶ胃が弱ってるなぁ』と。
お医者さんに行くとよく聴診器を胸やお腹にあてますが、実のところ私は聴診器をあてたくらいで本当にわかるの?と思っていましたし、私の記憶するところではきのした院長に聴診器をお腹にあててもらったのは
初めてだったので『聴診器くらいでわかるの?、なんか、医者みたいやん』と言ってしまいました。
(どうもきのした院長と話をしているとタメ口になっていけません。先日も横で聞いていた妻に後から怒られました。)

院長の説明によると、胃の動きを聴診器で聞くと『グル音』という音があって健康な胃だとその音が活発で、弱っていると音が弱いそうです。
と言う事で私のグル音は弱いので胃が弱っていると、お医者さんのような説明を院長からしてもらいました。
さらに最近胃カメラをした?してなかったら一度胃カメラもするようにと指示を受けました。
ここで私の厚かましいパワー炸裂。院長にここも胃カメラしてよ。と直訴するも)

さて、きのしたクリニックで胃薬をもらって2週間飲んだのですが、便の状態はかなり改善してきたもののまだ本格的な固い便とは言えず、胸ヤケやむかつき感も何となくあります。
胃のシクッ、シクッという痛みも相変わらずまれに起こります。
さらにこのような状態なので何を食べてもあまりおいしくないので、食欲も落ちてきていました。

はじめにもらった2週間分のお腹の薬がなくなたのでさらに追加して2週間分をもらったのですが、再度きのした院長に胃カメラを勧められました。

妻もかなり気になりはじめたみたいですし、私自身も前回の胃カメラからは一年半ほど経っているので少し気になりはじめました。
次の休みにでもと思ったのですが、善は急げのごとく本日は営業日なので開店時間を遅くして早朝一番に胃カメラ検査に行ってきました。

胃カメラ検査は私の現在のお気に入りは和歌山近鉄百貨店裏にある『星野胃腸クリニック』です。
ここの先生は患者の話をちゃんと聞いてくれて丁寧に説明してくれるのでとても安心感を患者に与えてくれると思います。
星野院長に大丈夫ですよと言われると私も安心して帰ってきます。

今回も『胃炎がひどいけど大丈夫。きのしたクリニックの薬とうちからの薬と一緒に飲んで様子を見て下さい。心配いらないですよ。』と言っていただきました。
『念のため便の潜血検査と血液検査もしておこうか?』と聞かれたのでお願いしました。

どうやらこれで当分の間生きながらえて、再び悪口雑言を皆様に浴びせられそうです。
皆様、特に常連の皆様お楽しみに。

PS
きのした院長へ。
言いつけ通り胃カメラ飲んで来たでぇ。おかげさんで大丈夫やったわ。
また遊びに、じゃなくて、診察に行くわ。
あ、そうそう。今回の血液検査結果などもまた持っていくのでカルテに残しておいてね。
かかりつけ医なんやから。しっかりたのんまっせ。
(こんな文面を妻に見つかったら『タメ口もええかげんにしとき』ってまた怒られる。)

13日(火)

福原金属 様

大阪の問屋さんで商売の勉強をさせてもらって、30年前に和歌山に帰ってきて父の跡を継ぐべく父の店を手伝いはじめました。

日々のお客様との会話からお客様の必要としているものを察知し、何とか揃える事が出来ないかと色々なものを探しました。
特に、和歌山では当店だけとか、当店の取り扱いが一番早かったと言うものを探し、取り扱うのが自己満足ではあるけれど私の中では一種の誇りとしてありました。

そんな自己満足取り扱い商品のひとつが真鍮線、真鍮パイプ、真鍮板、洋白線、洋白板と言った金属材料です。
真鍮線、洋白線は0.1mmから0.1mm間隔で、真鍮パイプは外径が0.3mmから0.1mm間隔、真鍮板、洋白板は0.1mm厚からと言うように極細、極薄の金属材料です。

当時は一部のマニアの方には必需品でしたが、大阪のお店でも極一部の有名模型店さんで扱っていたに過ぎませんでした。
一番の理由はそんなに需要が見込めなかったからです。
今でこそ当たり前の外径0.3mmの真鍮パイプなども当時はよほどのマニアでないと使う方はいませんでした。
それでも当店の常連さんの中にも数名熱狂的な(?)モデラーさんがいてその方達が当店での取り扱いを強く望まれました。

取り扱うという事になると問題は仕入れ先です。
特殊な製品ですので通常の模型問屋さんではどこも扱っていませんでした。
商品が存在している事は事実ですが、なかなか取り扱っているところが見つかりませんでした。
当時は今のようにインターネットなどはないですから製品の情報を探すのはかなり大変でした。
そんな折り鉄道模型の勉強のために鉄道模型の雑誌を読んでいて色々なお店の広告を見てるときに小さな広告を見つけました。

そこには私が探していた極細の真鍮線や真鍮パイプの案内が載っていました。
広告主の住所を見ると東大阪です。

東大阪と近い事から早速定休日に出かけました。
ナビ等は無い時代ですから、地図帳を片手に住所地に着いたのですが、それらしいお店はありません。
確かに住所はあっていますがそこは一軒の民家のようなお宅です。

とりあえずそのお宅で聞いてみる事にしようと玄関をおそるおそる開けてビックリ!。
何とそこには所狭しと金属材料が山積みになっていました。
積み上げているもの、立てかけてあるもの等々壮観でした。

ココだと確信した私は『ごめん下さい』と声を掛けると、奥から出てきたのはちょっと偏屈そうな感じのオヤジでした。
その方が『福原金属』のご主人でした。

ただ、当店の古くからのお客様はよくご存じかと思いますが、私の父も偏屈さでは少々のことでは負けない人で、その父と常に一緒にいる私は偏屈者には少々の免疫力があります。

色々とお話しをしているうちに、私の父の昔話にご主人が興味を持たれて(ウマの合う偏屈者同士だったようです)事はスムーズに運びました。

職人気質を如実に表しているお話しでご主人が『真鍮パイプの0.3mmはどこまで細いのが作れるかの挑戦でした。売れるとは思わなかったけど、作ってみればこれが売れるんですよ。皆さん何に使ってるんですか?』と
反対に聞かれた事を私は忘れられません。

福原金属さんの製品は北海道から沖縄までと言っていいくらい日本全国の模型店に発送されていたようです。
それは代わりとなる製品が無いからです。
正確には福原金属さんがされていた製品の一部、いや、極々一部なら販売しているメーカーもあります。
ただ、福原金属さんのように細やかな品揃えは望めません。

はじめてお伺いしてからも2,3度はお伺いしたのですが、その後は発送していただくようになりました。
発送していただいた梱包を開けると荷造りは正に職人気質と偏屈者気質が入り交じったバカ丁寧な荷造りで毎回毎回唸らされました。

おそらく都市部の大きなお店に比べれば当店の取り扱いなど微々たる量で恥ずかしい思いでしたが、それでもいつも丁寧に発送していただきました。
こうして30年もの長きに渡り少量の注文にもかかわらず、お取引をしていただき、当店にとっては絶対になくせない商品群でしたが、この度諸事情によりご商売を止める事になりました。

本当に残念としか言いようがありません。

と言う事で当店では少しでも長く在庫を確保するために先日多めに最後の発注をし、本日入荷しました。
ただし今後の入荷はありませんので、ご入り用の方はお早めにご自身でも多めに在庫をしていただく事をおすすめします。

福原金属様
長らくのお取引をありがとうございました。
また貴重な製品の供給をありがとうございました。

10日(土)

"Boys, be ambitious!"

"Boys, be ambitious!" 青年よ、大志を抱け。

札幌農学校(現北海道大学)初代教頭のクラーク博士が札幌農学校1期生との別れの際に発した言葉として有名です。
私はこの言葉の意味を、てっきり夢や希望を大きく持ってそれに向かって邁進しなさいと言っているものだと思っていました。

が、"Boys, be ambitious!"の後にこの言葉の本当の意味が続いていたんですね。
恥ずかしながら、最近そのことを知り調べました。
全文は次のようだそうです。

==========================================================================================
"Boys, be ambitious!" Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement, not for that evanescent thing which men call fame. 
Be ambitious for knowledge, for righteousness, and for the uplift of your people.
Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be. 

青年よ、大志を抱け。金のためまたは利己的栄達のためにでもなく、人呼んで名誉と称する空しきもののためにでもない。
知識に対して、正義に対して、かつ国民の向上のために大志を持て。
人としてまさにかくあるべき全てのことを達成せんとするために大志を抱け。
==========================================================================================

こうなると今までに知っていた言葉の意味とは全くと言っていいほど違ってきます。

今まで私が知っていた『青年よ、大志を抱け。』だけを取り上げると今はやりの言葉で言う『勝組』になりなさいと言わんとしている言葉と受け取れますが、後に続く言葉を聞くと金や名誉でなく心を磨いて人として大切な事を習得しなさいと言っているようです。

いつの頃から成功を目指せと意味する言葉のように使われはじめたのかは知りませんが、クラーク博士も言葉の一部だけが取り上げられてしまい真の意味するところが伝わっていないと嘆いているかもしれません。
この言葉の本当に大切な部分は後半にあるのではないかと改めて思います。

もっともこの言葉も本当にクラーク博士がこの通り発したのかなど色々な説があるようですが、説はどうあれ最近失われつつある人間としての生き方を深慮する事を勧めているこの言葉をもう一度『欲の亡者』となった現代人は読み直す事が必要ではないかと思います。

でもこうして全文を改めて読んでみると、この言葉を一番読んで欲しいのは政治家の皆さんに、と思うのは私だけでしょうか?

9日(金)

税務署

昨日のお休みは税務署に行ってきました。
当店のような個人事業者は3月15日が所得税の申告期限です。

昨年末には子供たちの協力を得て恒例の棚卸をし、昨年一年間の各種書類を妻に用意してもらって、毎年お願いしている税理士の先生にお渡ししていました。
先日、税理士の先生が申告書が出来たということで持ってきてくださったので税務署に提出をしてきました。

私の父が模型屋をしていたということで私もこの道に入りましたが、30年前に父の手伝いをはじめた頃は事務に関することは母がしていたので税務署への提出は母がしていました。

その後、父が引退してからは妻と一緒に商売を引き継いだのですが、どうも私は事務仕事が苦手なので事務の事は妻に任せっきりです。
当然税務署に行くのも妻にして行ってもらっていました。

子供の頃の手伝いの時はもちろん税務署に行った事はありませんし、本格的に仕事として模型屋になってから30年、52才にして初めて税務署に申告書の提出に行きました。

妻に言わせると昔の税務署はとても横柄だったようです。
不明なことがあって聞きに行っても、書類を持って行っても『教えてやる』みたいな偉そうな態度だったそうです。
それがいつの頃からかだんだんと親切になって、最近ではとても親切になっているということでした。

とは言うものの先日の駄文に書いた銀行へ行った時の『はじめてのおつかい』並に段取りが気になります。

今回のミッションは、申告の4種類の書類のそれぞれに提出用と控え用の2組ずつあって、受付で確認してもらい4種類X2組の計8組の書類に税務署の受付印を押してもらい提出用は税務署に渡し、控え用の4種類を
受け取って帰ってくるというものです。

毎年の事ですが、この申告の時期の税務署は大混雑で駐車場も満車状態でなかなか入れないので、昨年までは私が一緒に税務署の前まで行って妻が申告書を提出している間は近くで路上駐車して待っていました。

今年は妻が車で待っていて、私が申告書類一式をもって税務署に。
入り口を入ると妻が言ったとおり、玄関に特別に提出者のための受付がありました。
ちなみに申告の相談や聞きたいことがある人は中に入るようです。

入り口で職員の方が『提出ですか?』と聞くので『はい。』と言うと『こちらに並んでお待ちください』。
先客がいたので順番を待ちました。

程なく呼ばれて申告書類を渡すと係りの人が一枚ずつ確かめながら所定の場所に受付印を押していきます。
私は控え用の書類にも受付印が押されるのを目で追いながら、(あれと、あれと、あれと、あれが受け取って帰る分だな)と係りの人の手元ばかりを見ています。

係りの人が私が目で追っていた書類を一まとめにして返してくれるのを確認して無事任務完了。

妻が待つ車へと急ぎます。
妻が『どうだった?』と聞くので『うん。親切やったし楽勝やったよ』。

いやぁ、終わってみればなんと言うことは無いのですが何事も初めての経験は気を遣います。
というわけで『はじめてのおつかい2』、今回も無事終了。

3日(土)

宝くじ

一昨日、グリーンジャンボ宝くじを買いました。
一等賞金が1億5千万円です。
前後賞を合わせると2億円です。
が、私はバラ買いをしているので当たるのは1億5千万円だけです。

何枚買ったのかって?
10枚です。
だって100枚買ったって、10枚買ったって当たりは1枚ですもの。
たくさん買えばいいってもんじゃないでしょう。

昨年末の年末ジャンボも買ったのですが見事玉砕。
2億円の夢がフイになりました。
今ままでも何度も買っているのですが、なかなか一等は当たらないものですね。

さて宝くじを買って楽しいのは当たったときの賞金の使い道を色々と考えることです。
いつも世話になっている親兄弟や親戚、友人、知人にお返し代わりに配ったり、お店をもう少し大きくしてお客さんにゆっくりと遊んでいただけるようにしたいし等々と色々と取らぬ狸の皮算用。

さて色々と皮算用をしていたのですが昨年新たな使い道が増えました。

昨年の10月にみさき公園に行ってきたことを11月1日の駄文で書きましたが、現在みさき公園にはゾウがいません。
やはり動物園にゾウがいないのは寂しいし、何より和歌山をはじめみさき公園近辺の幼稚園や小学校では遠足としてみさき公園にやってきます。
その子供たちが遊びにくる動物園にゾウがいないのはやはりかわいそうです。
だって子供達にとってゾウは動物園のアイドルでしょう。

ということで宝くじに当たったらみさき公園にゾウを寄付する事にしました。
これが新たな目標です。

もしみさき公園にゾウが展示されていたら私が宝くじになったかもしれません。
ましてやゾウの展示が雌雄のペアで、さらにはそれぞれのゾウの名前が『キヨちゃん』『タマちゃん』だったら私が宝くじになった確立は99パーセントです。
ご期待ください。
(なんでゾウの名前が『キヨちゃん』『タマちゃん』なんだって?だって私たち夫婦の愛称ですから。)

ところで・・・・。
どなたかゾウの値段ってどのくらいか知りません?

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